JR大阪駅の西側に2つの商業ビルが31日、オープンします。29日は一足先に、この施設を中継でご紹介します。（取材・報告：古瀬朱理記者、有吉優海記者）

（古瀬記者）
　私はいま、JR大阪駅の連絡橋口の近くにいます。「グランフロント」が見えていますが、その奥に見えるのが「うめきた2期」エリアになります。
　開発が進む梅田ですが、さらに31日、2つの新しい商業施設がオープンする予定です。この「ルクアイーレ」の向こう側です。まっすぐ進むと、奥にデッキがあり、その先のところにオープンします。移動に時間がかかるので、有吉記者にバトンタッチします。

（有吉記者）
　デッキの奥にいるのですが、見えていますか？　私がいるのは、JR大阪駅の西の端付近で、古瀬記者がいた場所からは歩いて1分ほどの場所です。
　この先に見えてきたのが、31日にオープンする「イノゲート大阪」です。
　こちらには4フロアにわたって飲食店街ができます。さらに、旧大阪中央郵便局跡地に、こちらも31日に商業施設がオープンする、もう一つのビル「JPタワー大阪」も見えています。

　どちらも新しい施設ですが、梅田の失われてしまった風景を懐かしく思い出すことができる施設になっているんです。そのコンセプトの一つ、あちらのビルの壁に飲食エリアの名前が書かれていますが、見えますか？
　「バルチカ03」と書かれていますが、「03」の意味するところは“おっさん”です。

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　29日に報道陣に公開された「イノゲート大阪」。JR大阪駅の西側改札と直結する駅ビルで地上23階、地下1階のビルにはオフィスや商業施設などが入ります。
　なかでも注目なのが、2階から5階の飲食エリア「バルチカ03（ぜろさん）」。“おっさん”を意味する名前で、カフェやレストラン、居酒屋など50店舗が集結します。

　有吉記者
「こちらの飲食フロアでは低価格でランチや呑みを楽しむことができます。メインターゲットは、梅田で働く“おっさん”です」

　JR西日本SC開発　舟本恵 部長
「（周辺に）日常的に使えるランチの店がない。あるいは、夜飲みに行こうとしても、気軽に食べられるところが特に西梅田に少ない。梅田で働く主にサラリーマン、男性に提供したい」

　そして、新設された歩行者デッキで、JR大阪駅と直結するのが「JPタワー大阪」です。旧大阪中央郵便局の跡地にできた大型複合施設で、すでに開業済みのオフィスフロアに加え、31日に商業エリアとホテル部分がオープンします。
　地下1階から6階に入るのが、東京など全国3か所で展開している商業施設「KITTE大阪」です。

　古瀬記者
「2階のカフェスペースでは、床に当時の郵便局のものを使っていて、さらに窓や照明は当時と似たデザインになっていて、利用していた方々が懐かしく思えるような雰囲気になっています」

　梅田の長い歴史を感じることもできるこちらの商業施設。コンセプトは「UNKNOWN（アンノウン）」で、まだ知らない日本の良さを再発見ができる施設を目指しています。
　目玉となるのが、全国各地のアンテナショップが入ったフロア。北は北海道から南は沖縄県まで、それぞれの地域の魅力を発信するショップが集まります。

　そういえば、梅田の地下街には、通路脇に各地の土産ものが購入できる“アリバイ横丁”と呼ばれる店舗街もありましたね。懐かしい！

　日本郵政不動産　平岡大典さん
「大阪駅周辺の商業施設にないものということで、自治体を中心としたアンテナショップには数多くの方が訪れると思います。新しい価値、新しい味、新しい出会いを楽しんでいただきたい」

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（西尾桃キャスター）
　JR大阪駅直結の大型施設が2つオープンします。

　まず1つが、旧大阪中央郵便局跡地にできた「JPタワー大阪」というビルの中にある商業施設「KITTE大阪」が、あさって31日からオープンします。
　その目玉が2階にある「Feel JAPAN Journey～ええもん にっぽん めぐり」というフロアで、日本各地のアンテナショップが15店舗入っているということです。

　そしてもう1つが、こちらこの上にある「イノゲート大阪」という施設も、あさって31日にオープンします。
　2階から5階に「バルチカ03」というフロアがオープンするんですが、この「03」は“おっさん”とかかっているということで、ターゲットはおじさまたちなんですね。4フロアに飲食店が約50店舗も入っていて、気軽に食べられる1000円以下のランチメニューも数多くあるそうです。
　ということで、「バルチカ03」にどんな店があるのか、有吉記者がいます。

（有吉記者）
　「イノゲート大阪」の5階フロアにいます。飲食店が50店舗ほど入っていて、今日は関係者向けのプレオープンの日ということで、すでに“おっさん”のみなさんがたくさんいらっしゃっています。
　大阪・梅田の中心には、なかなか仕事帰りにサクッと飲める店が少ないということで、大阪の名店などが集まっていて、昭和の横丁を思い起こすような場所になっています。

　その中で、ご紹介するのがこちらのお店、「串カツまつい」です。大阪・京橋の駅の近くで創業して、老舗の串カツの店なんですが、1本200円ほどでサクッと立ち飲みすることができて、串カツを楽しむことができます。きょうは特別にメニューをご用意いただきました。こちらがチューリップの串カツ、そして土手焼きと生ビールです。梅田ならではということで、一工夫を加えていただきました。

　たくさんかけていただいたのは、チーズです。京橋の店でも土手焼きが大人気商品ですが、梅田なのでちょっとおしゃれにということで、チーズを目の前でかけてくれるんです。こちらの店は、他にも1000円でちょい飲みができるセットなど、“おっさん”向けのメニューが揃えられています。

　土手焼き、コクがあって甘くてビールに合います。このまま家に帰りたいくらいです。

　「イノゲート大阪」は、店によって営業時間が異なりますが、午前7時から午後11時までオープンしているということで、“おっさん”だけでなく、若い方や家族連れの方もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。