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【祇園祭】前祭の宵山期間 雨の中、山や鉾が立ち並ぶ四条通にぎわう 期間限定の御朱印も人気

2024年7月15日 18:30
【祇園祭】前祭の宵山期間 雨の中、山や鉾が立ち並ぶ四条通にぎわう 期間限定の御朱印も人気

 日本三大祭りのひとつ、祇園祭は前祭(さきまつり)の宵山期間が始まっています。現地から中継です。(取材・報告=足立夏保アナウンサー)

 京都市の中心部、四条通沿いからお伝えします。
 パラパラと雨が降っています。手元の温度計は29.8℃、湿度は82パーセントということで、非常に蒸し暑くなっています。立っているだけで体に汗が貼りつくような、じめじめとした天気です。

 三連休最終日ということもあって、多くの方で賑わっています。山や鉾が立ち並ぶ様子もご覧いただけますでしょうか。その美しい姿から「動く美術館」とも呼ばれ、明後日17日の水曜日には、都大路を練り歩く山鉾巡行が行われます。

 お祭りといえば、食べ歩きをしたり、買い物をするのも楽しみの一つですよね。
 こちら、祇園祭のグッズを買うことができるお土産屋さんに来ました。暑い日にぴったりの手ぬぐいや、うちわなども売られています。そして今年、何よりも人気なのがこちら。開いてみると、飛び出てくる絵本のように山鉾が出てくるんですよね。隣のスペースに御朱印を押していただくことができます。今の宵山期間、それぞれの山鉾で御朱印を押していただけるということで、私もお土産に買っていきたいと思います。

 このあと午後6時からは、この辺りは歩行者天国となります。いま歩いている室町通は、午後3時から通行止めとなっています。すでに皆さん、ご飯を食べるために屋台に並んでいます。雨が降っているので、傘をさしている方が多いですね。去年は祇園祭・宵山の一日だけで、約34万人が訪れたということです。

 この祇園祭ですが、歴史は古く、平安時代の869年にさかのぼります。京都で疫病が流行した際に厄が取り除かれるように祈ったのが始まりとされています。
 ちなみに、山や鉾は17日の巡行が終わるとすぐに解体されます。山鉾巡行は町中を巡って悪霊を集める役割があるんです。その集めた悪霊を封じこめる、という意味からすぐに解体するというわけなんです。

 正面に見えてきたのが「鶏鉾」です。高さは約23メートルということで、迫力があります。この近くで「鶏鉾」の御朱印を押していただくことができます。このように御朱印集めをしながら、祇園祭を楽しむのもいいかも知れません。

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