【速報】和歌山で家族3人食中毒 下痢などの症状 サバの「なれ寿司」が原因か 黄色ブドウ球菌検出
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和歌山県は13日午後、県内で食中毒が発生したと発表しました。和歌山県によりますと、7日に和歌山県御坊市の消防から保健所へ「食中毒の症状がある家族3人を救急搬送した」という連絡があったということです。保健所が調べたところ、7日、有田川町の惣菜店で製造後、産直市場で販売されたサバの「なれ寿司」が原因の食中毒とみられています。
家族は吐き気や嘔吐、下痢などの症状があったということですが、全員快方に向かっています。
家族が食べた「なれ寿司」からは黄色ブドウ球菌が検出されたということで、保健所は製造販売した惣菜店に対し3日間の営業停止を命じています。
■黄色ブドウ球菌とは
食べ物の中で増殖するときに「エンテロトキシン」という毒素をつくり、この毒素を食品と一緒に食べることで、人に危害をおよぼします。菌自体は熱に弱いものの、毒素は100℃20分の加熱でも分解されません。潜伏時間は30分~6時間(平均約3時間)で、はき気、おう吐、腹痛が主な症状です
予防には手洗いでの手指の消毒の徹底、調理時には手袋、帽子、マスクを着用し、調理器具の洗浄や殺菌を徹底するとともに、食品を直接触ったりしないことが重要です。