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【速報】“パワハラ疑惑”斎藤知事 “道義的責任”を問われ「3年間、しっかり仕事してきたつもり」 改めて「県政を前に進める」と表明

2024年8月27日 15:43
【速報】“パワハラ疑惑”斎藤知事 “道義的責任”を問われ「3年間、しっかり仕事してきたつもり」 改めて「県政を前に進める」と表明
兵庫県・斎藤元彦 知事(27日)

 兵庫県の斎藤元彦知事は、27日の定例会見で、自身のパワハラなどの疑惑をめぐり、道義的責任について問われると、「私としてはしっかり対応し、3年間、仕事をしっかりしてきたつもり。私としては道義的責任があるのかどうかは答えにくい」と語ったうえで、「県政を前に進めるということに変わりがない」との見解を改めて示しました。

 百条委員会による県職員を対象にしたアンケート調査では、職員約9700人のうち約7割にあたる6711人から回答があり、約4500人分の回答を集約した中間報告では、約4割の職員が知事のパワハラを「見た」「聞いた」などと回答したことが明らかになっています。

 中間報告には、斎藤知事がエレベーターにすぐ乗れなかった際、職員に対し「お前はボタンも押せないのか」と大声で叱責したという回答のほか、「気に入らないことがあると机をたたいて激怒する」「到着が遅れそうになると公用車の座席を後ろから蹴る」などの具体的なエピソードが記載されていました。また、斎藤知事は職員の間で「瞬間湯沸かし器」「暴君」などと呼ばれていたということです。

 30日にはこうしたパワハラ疑惑に対して、自身への証人尋問を控える中、斎藤知事は27日の会見で、「県政をよりよくするために必要な指導や要望を伝えてきたが、私自身のコミュニケーション不足で職員との受け止めのずれが生じ、県職員に不快な思いを抱かせたのは私としては残念だ」と語りました。

 報道陣から「道義的責任がどういうものなの」と問われた斎藤知事は、「(告発者の)懲戒処分の対応など、いろんな面で適切に対応してきたと思う。道義的責任が何かは私はなかなか答えにくい」と話した上で、「県民に不安な気持ちにさせているのは申し訳ない。反省して改めながらこれからも精進したい」と語りました。

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