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「必要のない補助金使った」優勝パレードめぐり、市民団体が斎藤知事らを背任罪で刑事告発 警察が受理

2025年1月22日 18:49
「必要のない補助金使った」優勝パレードめぐり、市民団体が斎藤知事らを背任罪で刑事告発 警察が受理

 2023年、神戸市で行われたプロ野球の優勝パレードをめぐって、必要のない補助金を使ったなどとして、市民団体が斎藤元彦知事らを背任の罪で刑事告発し、兵庫県警が受理していたことが分かりました。

 告発状などによりますと、兵庫県の斎藤知事と当時の片山安孝副知事は、2023年の阪神とオリックスの優勝パレードの開催に向け、県内の金融機関に運営費の寄付を求め、同じ時期に金融機関に対する新型コロナ関連の補助金を増額しました。

 これについて、市民団体は「優勝パレードの寄付を集めるために必要のない補助金を使った」などとして、去年10月、斎藤知事と片山氏を背任の罪で兵庫県警に告発し、県警は21日付で受理しました。

 こうした疑惑は去年死亡した元県民局長も指摘していて、県議会の百条委員会では、当初1億円だった補助金の予算が、片山氏の指示で4億円に増額された直後に、金融機関からの寄付が増えていたことが明らかになっています。

 一方、斉藤知事と片山氏はこれまで、一貫して補助金の増額と寄付の関連を否定しています。

 県警の告発の受理を受けて、斎藤知事は…。

 兵庫県・斎藤元彦知事
「パレードの寄付を集める行為と中小企業の支援事業は、それぞれ別の事業として適切に対応してきたと考えています」

 補助金と寄付に関連はないと改めて強調したうえで、今後の警察の捜査については、「求められれば真摯(しんし)に対応する」と述べました。

最終更新日:2025年1月22日 18:49
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