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【地震から一夜】白く濁った水道水…生活への影響は?震度6弱の宮崎・日南市 住民「安心できない」

2024年8月9日 16:45
【地震から一夜】白く濁った水道水…生活への影響は?震度6弱の宮崎・日南市 住民「安心できない」

 8日に震度6弱を観測した宮崎県日南市から、最新情報を伝えます。
 (取材・報告=澤井耀平 記者)

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 宮崎県は、特に沿岸部で強い揺れがあり、一夜が明けると、病院の壁が約20メートルにわたって剥がれ落ちるなど、地震の爪痕がはっきりとわかるようになりました。

 この病院の事務員の話では、約240人の入院患者にケガはありませんでしたが、今日はスプリンクラーの誤作動で濡れてしまった病室の患者を別の部屋に移すなど対応に追われた一日だったということです。

 一方で、生活への大きな影響が出ています。こちらはおにぎりなどを販売する店ですが、地震の影響で生活に必要な水道水が濁ってしまっています。

 画像は、市販されている水と日南市の水道水を比べています。白く濁っているのが分かりますか?

 店では、今日は調理にペットボトルの水を使いましたが、水が無くなり次第、営業を終了せざるを得ない状況です。日南市によりますと、こうした被害は一時、市の全域で確認されており、現在は清掃作業が進みましたが、一部の地域ではまだ被害が続いているということです。

 地元の方に聞きますと、8年前の熊本地震の際は、「最初に大きな揺れがあった約2日後に、さらに大きな揺れがやってきた。今回も安心できない」と話していました。しばらくは、地震への警戒から、緊張感が続くことになります。

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