人材派遣会社に人を雇ったとウソの申請をし、給料をだまし取ったとして介護施設運営会社の元社長ら4人が逮捕された事件で、ほかにも複数の共犯者がいるとみられることが新たにわかりました。

　大阪市の介護施設運営会社の元社長、西影由貴容疑者と元従業員の小柳香奈容疑者ら4人は、今年2月、人材派遣会社にウソの申請をして、給料あわせて約68万円をだまし取った疑いがもたれています。

　西影容疑者らは、自身の妹などを雇ったようにみせかけ、人材派遣会社から給与を立て替え払いさせていましたが、その後の警察への取材で、4人のほかにも、複数の人物が犯行に関わっているとみられることが新たにわかりました。

　人材派遣会社からは430万円以上の支払いがあり、警察は他の複数の共犯者ともウソの雇用申請を繰り返し、不正に給与を得ていたとみて調べています。