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【速報】落語家・桂ざこばさんを偲ぶ「お別れの会」始まる 上方落語の重鎮「天国でも高座を」

2024年8月21日 13:00
【速報】落語家・桂ざこばさんを偲ぶ「お別れの会」始まる 上方落語の重鎮「天国でも高座を」
桂ざこばさんを偲ぶ「お別れの会」

 6月に息をひきとった上方落語の重鎮・桂ざこばさんを偲ぶ「お別れの会」が21日午後1時から大阪市内で開かれています。

 落語家の桂ざこばさんは、ことし6月、ぜんそくのため76歳でなくなりました。通夜・葬儀は家族葬で執り行われましたが、ファンや芸能関係者向けの「お別れの会」が21日に開かれました。

 午後1時からの会は一般向けで、会場には高座での写真や賞状などともに、愛用の浴衣など、ゆかりの品が飾られています。「シャンシャン」という落語の出囃子と共に会は始まり、多くの人が列をなして献花。在りし日のざこばさんの人情味あふれる落語や迫力のある語り口などを偲んでいました。

 北海道・札幌市から来たという40代の女性は「『ざこば落語』が大好き。最後、お別れ会だけでもと思って来ました」と話しました。また東大阪市の70代男性は「東京行きの飛行機でよく一緒になり飲みに行こうと誘われて友達になりました。親しみやすい人で、亡くなったのが信じられない」と、ざこばさんとの思い出の写真を見ながら語りました。「天国でも高座をしてほしい」と涙ぐむファンもいる一方で、筆頭弟子の桂塩鯛さんの挨拶では、笑いがおこる場面もありました。

 まもなく午後5時から芸能関係者とご親族向けの会が始まる予定です。

■「桂朝丸」としてデビュー 「そこまで言って委員会」など数々の番組に出演

 桂ざこばさん(本名:関口弘さん)は1947年9月生まれで大阪市出身。中学卒業後の1963年に桂米朝さんに弟子入りし、「桂朝丸」の芸名で人気を集めました。

 1988年に二代目「桂ざこば」を襲名。1992年・2003年には上方お笑い大賞を受賞するなど、関西の上方落語をけん引しました。

 読売テレビ「そこまで言って委員会NP」「大阪ほんわかテレビ」「ときめきタイムリー」をはじめ、日本テレビ「ウィークエンダー」、朝日放送「ざこば・鶴瓶らくごのご」など、関西を中心に数多くのテレビ・ラジオ番組に出演していました。

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