健康食品ばかりを連続して盗み、捜査関係者から「サプリメントマン」と呼ばれていた男が23日検察に最終送致されました。

　23日、窃盗の疑いで、奈良地検葛城区検察庁に送致されたのは、住所不定無職の原島大樹被告（35）です。原島被告は2024年5月から9月にかけ、奈良県や大阪府など8府県のドラッグストアで34回の万引きを繰り返し、あわせて342点（約163万円相当）のサプリメントやプロテインなどを盗んだ疑いがもたれています。

　警察によりますと、原島被告は、高値で売れるサプリメントなどを狙って万引きを繰り返し、リサイクルショップで転売していたということです。警察の調べに対し、「数百件やった」と供述していることで、被害総額は少なくとも1000万円はあるとみられているということです。

　原島被告は、サプリメントばかり盗んでいたことから、捜査関係者からは「サプリメントマン」と呼ばれていたということで、全国を旅行しホテルを転々としながら、万引きを繰り返していたとみられています。

　原島被告は、2024年9月に奈良県内のドラッグストア3店舗でサプリメントを盗んだ窃盗の罪で逮捕・起訴され、すでに2025年1月9日に、奈良地裁葛城支部で懲役1年10カ月の実刑判決を受けています。