三笘薫が地元紙も絶賛のシュート連発 槙野智章&柿谷曜一朗がすごいポイントとスーパーゴールベスト3を徹底解説

今シーズンの三笘選手は、チーム単独トップ&自己最多タイとなるリーグ戦今季7点目を記録し大活躍中。現地メディアも“完全覚醒”“圧倒的無双状態”と大絶賛しています。
三笘選手といえばスピードとテクニックが特徴ですが、それ以外のポイントに、槙野さんは『体幹』を挙げます。「DFを1人剥がした後の踏ん張りだったり、どんな体勢でも次なるプレーを出せるぶれない体幹がものすごいです」と説明。
柿谷さんは『持久力』を挙げて、「90分を通して最後のところでぶれない。1人抜いても2人抜いても軸がぶれない持久力が一番すごい」と紹介しました。
体格のいい海外選手にも負けない三笘選手は相手陣内にボールを前進させるプログレッシブ・キャリーでプレミアリーグ2位を記録しています。
三笘選手のリーグ戦全7ゴールからベスト3を選出する企画では、DF目線の槙野さんと、FW目線の柿谷さんが、すごさを解析しました。
◆第3位
第13節・サウサンプトン戦での、相手DFのマークを振り切って右サイドからの難しいバウンドのクロスをヘディングで合わせた得点です。
槙野さんが「クロスに対しての入り方の勢いもだし、このショートバウンドに対して合わせられる?」とコメントすると、柿谷さんも「頭のまっすぐに当てないと入らない。なんなら1番難しい。ちょうどのタイミング」とうなります。
◆第2位
第25節のチェルシー戦での、GKからのロングパスに右足でピタリと止めるトラップを見せて、右足で切り込んで狙いすましたシュートでのゴール。実況も思わず「三笘のタッチは異次元だ!」と絶叫するゴールとなりました。
槙野さんは「無駄がないんですよね。トラップからシュートまでの流れ」と言うと、「トラップした後に右にスペースがあることを分かりながらプレーしている。まっすぐ(トラップを)止めたからDFも止まる」と天才的なトラップを現役時代に見せた柿谷選手も、舌を巻きました。
◆第1位
第26節のサウサンプトン戦で、約40メートル独走して、キーパーとの1対1で冷静に鮮やかなループシュートを決めたシーンです。
反転してパスをもらうオフザボールの動き出しに、柿谷さんは「自分はこのプレーに関与しませんというプレーから始まっている。このプレーで勝負ありやと思います」と解説。DF目線の槙野さんは「普通にパス受けますの状態だと前に入ったDFは対応できる」と細かい動きの特徴も捉えます。さらに柿谷さんは「突破とか足の速さとかシュートは彼ならできるけれど、駆け引きがこの時点で始まっているという意味では一個成長した部分」と絶賛をしました。
(3月9日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)