体操女王・バイルズが国際舞台復帰戦で新技“バイルズ2”披露 東京五輪で心の不調訴え休養も
シモーネ・バイルズ選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇第52回世界体操競技選手権大会 女子予選(現地1日、ベルギー)
リオ五輪で個人総合金メダルを含む4冠に輝いたアメリカのシモーネ・バイルズ選手が、世界選手権で跳馬の新技を発表しました。
バイルズ選手は東京五輪の団体決勝、第1種目の跳馬で予定していた技が実施できず、2種目めから棄権。その後メンタルヘルスの不調を明かしました。大会後は国際舞台から離れていましたが、今大会さらにパワーアップした姿で復帰しました。
バイルズ選手が跳馬で行ったのは“ユルチェンコ後方屈身宙返り”という技で、後ろ向きで跳馬に手をつき屈身姿勢のまま全体で後ろに3回まわる大技です。男子では『ヤン・ウェイ』や『屈身メリサニディス』と呼ばれています。
バイルズ選手自身も国内大会での成功例はありましたが、今回の世界選手権では新技として申請。
バイルズ選手の跳躍は非常に高く余裕があり、着地も後ろ1歩にとどめました。技の難しさを表すDスコアは『6.4』、出来栄えをあらわすEスコアは『9.366』、そのほか決定点から『0.5』の減点があり15.266のハイスコアをマークしました。
0.5の減点は跳躍時にコーチが安全のためマット上にいたことから、採点規則に記載がある「認められていない補助者が立つ」という違反が適用されたものとみられます。
バイルズ選手は既に跳馬で自身の名前が付く『バイルズ(ロンダート、ひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねり)』を発表しているため、今回の実施で新技が認められれば『バイルズ2』の名前がつくことになります。
リオ五輪で個人総合金メダルを含む4冠に輝いたアメリカのシモーネ・バイルズ選手が、世界選手権で跳馬の新技を発表しました。
バイルズ選手は東京五輪の団体決勝、第1種目の跳馬で予定していた技が実施できず、2種目めから棄権。その後メンタルヘルスの不調を明かしました。大会後は国際舞台から離れていましたが、今大会さらにパワーアップした姿で復帰しました。
バイルズ選手が跳馬で行ったのは“ユルチェンコ後方屈身宙返り”という技で、後ろ向きで跳馬に手をつき屈身姿勢のまま全体で後ろに3回まわる大技です。男子では『ヤン・ウェイ』や『屈身メリサニディス』と呼ばれています。
バイルズ選手自身も国内大会での成功例はありましたが、今回の世界選手権では新技として申請。
バイルズ選手の跳躍は非常に高く余裕があり、着地も後ろ1歩にとどめました。技の難しさを表すDスコアは『6.4』、出来栄えをあらわすEスコアは『9.366』、そのほか決定点から『0.5』の減点があり15.266のハイスコアをマークしました。
0.5の減点は跳躍時にコーチが安全のためマット上にいたことから、採点規則に記載がある「認められていない補助者が立つ」という違反が適用されたものとみられます。
バイルズ選手は既に跳馬で自身の名前が付く『バイルズ(ロンダート、ひねり前転とび前方伸身宙返り2回ひねり)』を発表しているため、今回の実施で新技が認められれば『バイルズ2』の名前がつくことになります。