◇体操 世界選手権 試技会（30日、味の素ナショナルトレーニングセンター）

9月にベルギーで開幕する体操の世界選手権に出場する男子日本代表が30日、味の素ナショナルトレーニングセンターで試技会を行いました。

世界選手権の個人総合で連覇のかかる橋本大輝選手は鉄棒で大技「リューキン」を成功させるなど、6種目の合計で全体トップでした。

試技会を終えて、橋本大輝選手は「5種目目に疲れがでてきた。まだインカレも終わって一週間ぐらいしか経っていないので、器具の対応も含めてまだまだと感じることもあった」と振り返りました。

それでも、重点的に取り組んでいることを問われた橋本選手は「（世界選手権へ向けて）出発まで時間のない中なので、量をこなすよりかは量をこなさなくても動ける体を作るっていうのをメインで、実際に今ほとんどアップに時間を割かずに今日みたいなクオリティが出せるようになってきたので、体の反応だったり、感覚っていうのがすごくいい状態になってきてる」と手応えも口にしています。

世界選手権では個人で狙う連覇の他に、日本男子団体で8年ぶりの優勝や種目別で大会制覇も期待される橋本選手。「団体金メダルと個人総合金メダルとって、さらには種目別で金メダルを取って3つの金メダルを取りたいと思っています」と力を込めました。