3本指は“キング”内村航平から「パクりました」体操・橋本大輝が3連覇「少ねぇなぁって思います」
指で「3」を作り大会3連覇を喜ぶ橋本大輝選手
◇体操 全日本個人総合選手権 男子決勝(23日、東京体育館)
大会最終日の男子決勝では、東京五輪金メダリストの橋本大輝選手が優勝。2008年~17年大会覇者の内村航平さん以来となる、大会3連覇を果たしました。
予選を2位で通過した橋本選手はこの日、第1種目のゆかで13.966点を出し全体トップに立つと、続くあん馬で14.400点の高得点をマークし、着実にポイントを重ねます。
最終種目の鉄棒ではG難度の「カッシーナ」を成功させるなど、合計171.497点。優勝を争った東京五輪日本代表の萱和磨選手に1.733点差をつけ、“キング”に並ぶ偉業を成し遂げました。
今大会、腰の疲労骨折をかかえ、さらに公式練習中に右足首をひねるなど、満身創痍(そうい)のなか出場。
それでも五輪金メダリストの貫禄を見せた橋本選手は「連覇を途切れさせたくないし、(歴代優勝者に)自分の名前が並んでいくのを見たい。世界王者になって日本で負けるというところも、世界王者のプライドとしても嫌だった」と率直な思いを明かし、「逆転勝ちできてホッとしてます」と安堵(あんど)の表情を見せました。
大会最終日の男子決勝では、東京五輪金メダリストの橋本大輝選手が優勝。2008年~17年大会覇者の内村航平さん以来となる、大会3連覇を果たしました。
予選を2位で通過した橋本選手はこの日、第1種目のゆかで13.966点を出し全体トップに立つと、続くあん馬で14.400点の高得点をマークし、着実にポイントを重ねます。
最終種目の鉄棒ではG難度の「カッシーナ」を成功させるなど、合計171.497点。優勝を争った東京五輪日本代表の萱和磨選手に1.733点差をつけ、“キング”に並ぶ偉業を成し遂げました。
今大会、腰の疲労骨折をかかえ、さらに公式練習中に右足首をひねるなど、満身創痍(そうい)のなか出場。
それでも五輪金メダリストの貫禄を見せた橋本選手は「連覇を途切れさせたくないし、(歴代優勝者に)自分の名前が並んでいくのを見たい。世界王者になって日本で負けるというところも、世界王者のプライドとしても嫌だった」と率直な思いを明かし、「逆転勝ちできてホッとしてます」と安堵(あんど)の表情を見せました。
また、優勝決定時には3連覇になぞらえて指で「3」を作り、喜びを表現。報道陣からこのことを聞かれると、2015年の世界選手権で内村さんが男子個人総合6連覇を達成した際に「6」と指で表したものから「イメトレしてパクりました」と告白。
「あの頃は中学2年生で『かっこいいなぁ』と思っていた。(今回は)「3」ですからね。少ねぇなぁって思います」と報道陣を笑わせた橋本選手。
「ひとつひとつ積み重ねて、気づいたら「6」にいっていたらいいかなと。そういう欲を持ちながらも自分をコントロールして、ひとつひとつ積み上げていって成長していきたいです」と体操界のレジェンドに並ぶべく、決意を語りました。