大迫傑が箱根駅伝解説 優勝予想&注目選手
来年1月2日、3日に行われる第98回箱根駅伝。
東京五輪で男子マラソン6位入賞を果たし、早稲田大学時代には4年連続で箱根駅伝に出場した大迫傑さんが、26日放送の『Going!Sports&News』で優勝候補について解説しました。
「駒澤大学が強いと思います。ただ、箱根になると青山学院がくるんじゃないかなと思います。(2校が)拮抗していますね」
大迫さんが優勝候補に挙げたのは、前回大会で7度目の総合優勝を果たした駒澤大学と、2年ぶりの総合優勝を狙う青山学院大学でした。
そして、青山学院大学の注目選手に挙げたのは、前回大会で7区・区間3位の近藤幸太郎選手(3年生)。
大迫さんは、「(走りが)軽やかですよね。足の裏の前方の方で接地しているので、しっかり接地が真下につければスピードが出るフォームですよね」と近藤選手の走りを解説しました。
一方、駒澤大学のキーマンに挙げたのは、前回大会、エース区間・2区で7人抜きの快走を見せた田澤廉選手(3年生)。
今月、10000mの記録会で大迫さんの持つ学生記録をおよそ15秒更新する、27分23秒をマークした田澤選手。
大迫さんは、その速さの秘密について、走る姿勢が関係していると言います。
「前傾姿勢というのが非常に大事。僕自身もケニアに行って思ったんですけど、(ケニア人の)速い選手の多くは垂直姿勢より前傾姿勢の選手の方が多い。前へ進む上で、前傾姿勢の方がベクトルが前に向いているのでスピードが生まれやすい。ケニア選手っぽさもあるし、日本人の力強さもある。(田澤選手は)天性の体幹があるんじゃないかなと思います」
大迫さんも注目する第98回箱根駅伝、「2区で近藤選手と田澤選手が当たると面白いレースになる。本当に予想がつかないほど混戦になるんじゃないかな。“戦国駅伝”になると思っています」と展望を語りました。
写真:松尾/アフロスポーツ