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東京五輪代表中村&服部 箱根駅伝を語る

2021年11月23日 14:01
東京五輪代表中村&服部 箱根駅伝を語る

箱根駅伝のOBが過去の名勝負を振り返って語り尽くす「箱根駅伝シンポジウム」が22日に、開催。

コロナ禍の影響で昨年に引き続き、オンラインで行われ、“箱根路から世界へ”をテーマに、東京五輪の男子マラソン代表、中村匠吾選手(駒澤大OB)と服部勇馬選手(東洋大OB)、男子10000m代表の相澤晃選手(東洋大OB)と、伊藤達彦選手(東京国際大OB)の4人が、箱根駅伝のエピソードや、思いを語りました。

箱根駅伝に3大会連続で出場した中村選手は、「大学3年の時に、東京五輪の開催が決まり、『五輪のマラソンに出場したい』という目標ができたことで、頑張れた。(箱根が世界に)つながると当時から意識していた」と、エピソードを明かしました。

さらに、「箱根駅伝は非常に注目度の高い大会。その舞台で力を発揮するのは、五輪など、大舞台で力を発揮することにつながる。今は、私たちが箱根を走った頃より非常に速いタイムになっているし、世界に追いついていくため、自分も刺激になっている」と、コメントしました。

一方、箱根に4大会連続で出場した服部選手は、「箱根がなければ(五輪で)走ることはなかったし、(箱根駅伝が)あったからこそ、世界の舞台に立てた。競技を通じて人間性を高めていける。人として成長できる舞台が箱根駅伝」と、思いを語りました。

そして、今後に向けて中村選手は、「東京五輪ではいい結果を残すことができなかったけど、そこに至るまですごくいい経験をさせていただいた。2024年パリ五輪で、もう一度メダルを目標に頑張りたい」と、決意。

服部選手も、「パリ五輪で入賞とマラソン2時間3分台で走る。(目標に)到達できるかわからないけど、チャレンジする気持ちを忘れずに取り組んでいきたい」と、共にパリ五輪に向けて目標をかかげました。

また、男子10000m代表の2人も箱根駅伝への熱い思いを語りました。伊藤選手は、「箱根のおかげで今の自分がある。元々、大学で競技を辞めようと思っていたが箱根を走ったことで、社会人でも競技を続けようと思った」と振り返ると、相澤選手は、「陸上をやっていない人も知っている有名な大会。テレビからでも熱い応援届くと思うし、応援を自分の力にして走ってほしい」と、後輩たちにエールを送りました。

第98回箱根駅伝は、2022年1月2、3日に開催予定。4選手の母校、駒澤大、東洋大、東京国際大も出場します。また、新型コロナウイルス感染対策として「沿道での応援の自粛」を呼びかけています。

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