箱根駅伝初出場の駿河台大学 新チーム始動
第98回箱根駅伝に初出場し、19位となった駿河台大学駅伝部は12日、飯能市内のキャンパスで新チームを始動させました。
まだ薄暗い午前6時に集合した選手たちの前で挨拶を行った徳本一善監督は「今年は箱根駅伝でシード権を取りに行く」と目標を掲げました。
「シード権を狙うという意思がないのに、チームにいても意味のない1年になる。その覚悟だけは持ってほしい」とまず一言述べた徳本監督。
「我々は君たちが高校生の頃から勝てないと思っていた選手に、勝負しなければいけないチーム。その意思を見せないと予選会で落ちる。そのつもりで指導するから当然厳しくなるし、当然やることも多くなる。今よりも自分たちが、追い求めないといけないものは高いことを認識して、この1年取り組んでいく」と続けました。
新チームのキャプテンには箱根で3区を走った町田康誠選手が選ばれ、副キャプテンには今井隆生選手から襷を受け取った永井竜二選手が任命されました。
永井選手は「箱根を走れたことはうれしかったが、その場所で戦えなかった悔しさが残った」と、往路で襷をつなぎきったものの、区間20位だった無念を語りました。
シード権を狙うという目標については「シード権をとるのは簡単ではないことはわかっている。それに到達できるくらいの練習やメンタルがないと箱根駅伝では戦えない。そういった高い目標が今のチームには必要」と意気込みました。
卒業する4年生からは「第99回箱根予選会に向けてまず頑張れ」というメッセージが部室内に残されていました。