ベンガルズが31季ぶりプレーオフ勝利
NFLは日本時間16日、ワイルドカード2試合が行われました。シンシナティ・ベンガルズは、ラスベガス・レイダースに26対19で、バッファロー・ビルズがニューイングランド・ペイトリオッツに47対17で勝利しました。ベンガルズのプレーオフ勝利は1990年シーズン以来となる31季ぶり。勝ったベンガルズとビルズは、ディビジョナル・プレーオフへ駒を進めました。
AFC北地区を制覇した第4シードのベンガルズは、AFC西地区2位で第5シードのレイダースをホームに迎えて対戦。
試合開始早々に3点の先制を許したベンガルズでしたが、すかさずクオーターバック(QB)ジョー・バロウがタイトエンド(TE)CJ・ウゾマーへ7ヤードのタッチダウンパスを通して逆転すると、さらに2本のフィールドゴールで加点してリードを広げます。レイダースに3点を返された後のドライブでは、ラッシュを避けて右へロールアウトしたQBバロウが、エンドゾーン内のワイドレシーバー(WR)タイラー・ボイドへ10ヤードのパス。誤審との物議を醸し出しましたが、タッチダウンと認められレイダースを突き放しました。
後半はお互いの守備が奮闘し、フィールドゴールによる得点のみ。時間も刻々と流れ、ベンガルズの7点リードで迎えた試合残り1分51秒、レイダースは最後の望みをかけて自陣35ヤードからドライブ開始。QBデレク・カーが着実にパスを成功させてゴール前9ヤードまで前進しました。しかし、タッチダウンを狙ったカーのパスは、ベンガルズのジャーメイン・プラットが値千金のインターセプト。ベンガルズはこの瞬間に、1991年1月6日以来となるプレーオフ勝利を手中に収めました。
一方、第6シードのペイトリオッツを地元に迎えたAFC東地区王者の第3シードのビルズ。試合開始時の気温が-14度の極寒の中、41日間で3度目となった同地区対決は、ワンサイドゲームとなりました。ビルズはNFL4年目のQBジョシュ・アレンがビルズのポストシーズン記録となる5タッチダウンパスを通すなどオープニングから7シリーズ連続でタッチダウンに結びつければ、平均失点リーグ1位の守備陣も2インターセプトを奪うなど鉄ぺき。攻守ががっちりかみ合ったビルズは、今季3度目の直接対決で勝利を挙げた初のホームチームとなりました。
写真:アフロ