１日に行われた日本相撲協会の理事選挙で、二所ノ関一門を離脱して立候補した貴乃花親方（３７）が初当選した。貴乃花親方は「重圧を感じている。名に恥じぬよう与えられた職を全うしていきたい」と決意を語った。

　投票は午後１時過ぎから東京・両国国技館で行われた。候補者を含めた１１１人の評議員による投票の結果、貴乃花親方は当選に必要とされる１０票を獲得し、当選した。事前の予想では、貴乃花親方の獲得票数は７票で、票の上積みができるか注目されていた。現職の大島親方は落選した。

　貴乃花親方は「評議員９人の親方に選んでいただいたということで、重圧を感じています。その名に恥じることなく、武蔵川理事長の下、与えられた職を全うしていきたい。どうぞよろしくお願い申し上げます」と話した。