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【Jリーグ開幕戦結果】昇格組は勝利ならず 昨季王者神戸が連覇へ開幕戦勝利 合計20万人以上がスタジアムで観戦

2024年2月26日 6:31
【Jリーグ開幕戦結果】昇格組は勝利ならず 昨季王者神戸が連覇へ開幕戦勝利 合計20万人以上がスタジアムで観戦
サッカーJ1開幕戦の結果
31年目となるサッカー明治安田J1リーグが今月23日の金曜日に、完成したばかりのエディオンピースウイング広島での一戦で幕を開けました。今季から20チームに戻ったJ1。およそ9か月にわたる国内最高峰のリーグが始まりました。昨季リーグ王者の神戸は2-0で今季からJ1に復帰した磐田に勝利しました。

開幕戦の合計入場者数は、20万人超え。最多は国立開催となった東京V対横浜FMで、5万3026人のファンサポーターがスタジアムで試合を楽しみました。

広島2-0浦和(エディオンピースウイング広島)

◆得点者【広島】大橋祐紀(前半45分、後半10分)

新スタジアムでホーム開幕戦を迎えた広島でしたが、序盤浦和に攻められる時間が長くなりますが、GK大迫敬介選手がしっかり守ります。すると前半45分広島のMF川村拓夢選手が左足で強烈なミドルシュート。一度はGKにはじかれますが、こぼれ球をしっかりつめていたFW大橋祐紀選手が押し込み先制。後半9分には、広島FWピエロス ソティリウ選手がPKのチャンスも枠をとらえられずに失敗。それでも後半10分に広島は左サイドからのクロスに、大橋選手がヘッドでうまく合わせこの日2点目。大橋選手は昨シーズンの開幕戦(当時湘南所属)でハットトリックを記録しており、2年連続開幕戦でのハットトリックが期待されましたが、今節は達成ならず。それでも、J1リーグ“初”開催での“初”戦を“初”勝利で飾った広島、記念すべき一戦となりました。

鹿島3-0名古屋(豊田スタジアム)

◆得点者【鹿島】仲間隼斗(前半19分、後半17分)チャヴリッチ(後半2分)

昨季5位の鹿島は、昨季6位で、ホーム負けなし(8勝9分)の名古屋の本拠地に乗り込んでの開幕戦。鹿島は前半19分コーナーキックから一度は名古屋にはじかれますが、混戦でDF植田直通選手が頭で前へ、MF仲間隼斗選手がいち早くそのボールに反応し、右足で流し込み先制。後半2分には、左サイドからのクロスにFWチャヴリッチ選手が2人のマークにつかれながらも頭で流し込み鹿島に追加点。さらに後半17分には、チャヴリッチ選手が右サイドを崩し、ふんわりクロス。これをゴール前で待っていた仲間選手が頭で押し込みこの日2点目。自身通算100試合目の記念すべき一戦に2ゴールで勝利に貢献しました。

神戸2-0磐田(ヤマハスタジアム)

◆得点者【神戸】汰木康也(前半5分)佐々木大樹(後半4分)

昨季、初めてJ1を制覇した神戸は、J2から昇格した磐田と対戦。先手をとったのは神戸でした。前半5分DF初瀬亮選手のコーナーキック、このボールは中央でうまく合いませんが、こぼれたところに汰木康也選手がダイレクトボレーシュートで磐田の元日本代表GK川島永嗣選手が守るゴールを揺らし先制。その後攻められる時間帯が増える神戸でしたが、日本代表GK前川黛也選手がしっかり守り切ります。後半4分中盤でボールを奪った神戸は一気にカウンター。FW大迫勇也選手のスルーパスに抜け出したFW佐々木大樹選手が川島選手の股下を抜き追加点。連覇へ向け好発進です。

福岡0-0札幌(ベスト電器スタジアム)

◆得点者なし

昨シーズンチーム初タイトルとなるルヴァンカップ優勝を成し遂げた福岡はホームで札幌と対戦。たびたび札幌ゴールをおびやかす福岡でしたが、ネットを揺らすことはできず。それでも前半43分、紺野和也選手のフリーキックがペナルティーエリア内で札幌の荒野拓馬選手の肩付近にボールが当たったとみられ、VARで確認がなされますが、PKとはならず。スコアレスドローとなりました。

新潟2-1鳥栖(駅前不動産スタジアム)

◆得点者【新潟】谷口海斗(45分+3分)新井直人(後半9分)【鳥栖】福田晃斗(前半5分)

昨シーズンから公式負けなしの新潟はアウェーで鳥栖と対戦。好調が続く新潟でしたが、前半5分小さくなったクリアを鳥栖のMF福田晃斗選手にシュートを打たれます。これがDFの足に当たりコースが変わり先制点を許します。前半耐える時間が続く新潟でしたが前半アディショナルタイム、抜け出したFW谷口海斗選手がペナルティーエリア外から右足のミドルシュートで同点弾。後ろからの浮き球にダイレクトで合わせたスーパーゴールで試合を振り出しに戻します。勢いそのまま後半に入ると開始直後VARの介入でPKを獲得した新潟でしたが、GKにセーブされ勝ち越せず。それでも後半9分コーナーキックから新井直人選手が頭で押し込み勝ち越し点。そのまま逃げ切り、昨シーズンからの無敗記録を『11』にのばしました。

町田1-1G大阪(町田GIONスタジアム)

◆得点者【町田】鈴木準弥(前半17分)【G大阪】宇佐美貴史(後半39分)

昨シーズンJ2で圧倒的な強さを見せ優勝した町田は今季初めてJ1でホームにG大阪を迎えての開幕戦。試合開始直後からホームサポーターの応援を受けG大阪ゴールに迫ります。すると前半12分FWナ サンホ選手が左サイドを駆け上がりクロス。そのボールがG大阪DFの手に当たったとVAR判定でPKを獲得します。これをDF鈴木準弥選手が決め、記念すべき“J1”初ゴールをあげます。しかし後半15分にMF仙頭啓矢選手がこの日2枚目のイエローカードの判定でレッドカードとなり退場処分。町田は1人少ない状況で残り時間を戦うことになります。なんとか守る町田でしたが、後半39分にG大阪FWの宇佐美貴史選手に直接フリーキックを決められ同点に追いつかれます。そのまま試合が終わりJ1初勝利はお預けとなりました。

川崎F2-1湘南(レモンガススタジアム平塚)

◆得点者【川崎F】脇坂泰斗(前半24分)エリソン(後半11分)【湘南】池田昌生(前半7分)

今月17日に行われたFUJIFILM SUPER CUPを制覇した川崎はアウェーで湘南と対戦。週中にACLを戦った川崎ですが、前半7分にセットプレーから湘南MF池田昌生選手にミドルシュートを決められ先制点を許します。それでも前半24分にキャプテンのMF脇坂泰斗選手が左足の強烈ミドルで同点に追いつきます。均衡した状況は続きますが、後半11分に川崎が一瞬の隙を突きます。湘南DFがGKにバックパスをしたところをFWエリソン選手が懸命に追いかけボールを奪い取り逆転ゴール。強さを見せた川崎が開幕戦勝利を飾りました。

C大阪2-2FC東京(ヨドコウ桜スタジアム)

◆得点者【C大阪】カピシャーバ(前半27分)田中駿汰(後半6分)【FC東京】荒木遼太郎(前半34分、後半30分)

C大阪がホームにFC東京を迎えての開幕戦。前半16分に右サイドのクロスにFWレオ セアラ選手がダイビングヘッドでゴールネットを揺らしますが、直前のプレーがオフサイドでノーゴールとなります。それでも前半27分再び右サイドから、日本代表DF毎熊晟矢選手がペナルティーエリア内でドリブルで運びクロス、中央で合わせたFWカピシャーバ選手が頭で合わせ先制します。しかし前半34分、FC東京のキャプテンMF松木玖生選手にミドルシュートを打たれ、それをMF荒木遼太郎選手が足先で触り軌道を変えゴール。すぐさま同点に追いつかれます。それでも後半6分コーナーキックからMF田中駿汰選手がまたも“頭”であわせ、この試合2度目のリードを奪ったC大阪。しかし後半30分にも荒木選手に得点を奪われ同点に。2度のリードを守り切れなかったC大阪は勝ち点1をFC東京と分け合いました。

柏1-1京都(三協フロンテア柏スタジアム)

◆得点者【柏】マテウス サヴィオ(後半32分)【京都】安齋悠人(後半45+4分)

昨季から4試合連続で引き分けが続いている柏はホームに京都を迎え入れての一戦。序盤はなかなかチャンスが作れない両チーム。スコアが動いたのは後半でした。後半32分、柏は相手陣内中央付近でボールを奪うと、左サイドでフリーとなっていたFWマテウス サヴィオ選手にボールがわたります。このボールをトラップすると、すぐさま右足を振り抜き、ボールはキーパーの頭を越してネットを揺らします。さらに後半41分PKを獲得します。FW細谷真大選手が蹴りますが、ゴール左に外してしまいます。すると、後半アディショナルタイムにピンチ。フリーキックから京都の高卒ルーキーで途中出場のMF安齋悠人選手にリーグデビュー&初ゴールを許してしまい同点に、引き分けとなりました。

横浜FM2-1東京V(国立競技場)

◆得点者【横浜FM】 アンデルソン ロペス(後半44分)松原健(後半45+3分)【東京V】山田楓喜 (前半7分)

31年前の『Jリーグ開幕戦』と同じ対戦カードとなった東京V対横浜FM。当時は2-1で横浜FMが勝利。また、リーグ戦での対戦は2008年11月29日に行われた試合が最後で、5566日ぶりの対戦となりました。試合は前半7分、16年ぶりにJ1を戦う東京VのMF山田楓喜選手が、左足から放ったフリーキックが直接ゴールに吸い込まれ先制。試合は終始東京Vペースでしたが、横浜FMも後半猛攻を仕掛けます。すると後半44分FWアンデルソン ロペス選手が冷静にPKを決めて同点。引き分けで終了すると思われましたが、後半アディショナルタイムに横浜FMのDF松原健選手が右から、ゴール左上を射抜く美しいカーブをえがいたシュートを決め逆転。奇しくもJリーグ開幕戦と同じスコアとなりました。

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