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“バラ色の街” ラグビーW杯日本代表が試合を行うトゥールーズとは?

2023年9月9日 10:00
“バラ色の街” ラグビーW杯日本代表が試合を行うトゥールーズとは?
トゥールーズの街並み(写真:アフロ)
2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでは悲願の決勝トーナメント進出を果たしベスト8入りした日本代表。あれから4年、目標はさらなる高みへ。各選手が「優勝」を口にするフランス大会に挑みます。

日本が予選プールの4試合のうち、初戦チリ戦と3戦目サモア戦で試合を行う地がトゥールーズ。去年の秋のテストマッチでも、日本代表はワールドカップを見越してトゥールーズでテストマッチを行っていました。現地取材を経験している日本テレビ山崎誠アナウンサーが、トゥールーズがどんな場所なのかを紹介します。

フランス南部の“バラ色の街”

赤レンガの建物が並ぶことから、“バラ色の街”とも呼ばれるトゥールーズ。赤レンガの街並みは温かみがあり、優しく包まれるような感覚で探索することが出来ました。パリからは南に約700km、スペインや地中海にもほど近いフランスの南部に位置し、都市圏の人口は約130万人。パリ、リヨン、マルセイユに続くフランス第4の都市とも言われ、フランスの国立宇宙研究センターや大手航空会社の本社もある、ヨーロッパでも随一の航空産業の街となっています。

ラグビー熱が高い“ラグビーの大地”

トゥールーズがあるオクシタニー地方は、19世紀にフランスにラグビーが伝わった場所とされます。その為、フランス国内の中でもラグビー熱が高い地域で、トゥールーズに本拠地を構えるチーム「スタッド・トゥール―ザン」はフランス国内のラグビーリーグ「TOP14」でも強豪チームとなっています。去年10月に訪れた時にお世話になった運転手ピエリックさんも、「平日は働いて、休日はラグビーやサッカーに熱狂する。それがトゥールーズの人たちの過ごし方なんだ」と話をしてくれました。

ワールドカップの会場となる“スタジアム・ド・トゥールーズ”

1938年、サッカーのFIFAワールドカップの開催地として建設され、1998年のFIFAワールドカップ、そして2007年にもラグビーワールドカップの会場にもなっている「スタジアム・ド・トゥールーズ」。収容人数は約3万3000人。陸上トラックなどもない為、スタンドの最前列からは5歩先にグラウンドにさしかかります。タックルなどの激しさを間近に感じられ、屋外ですがスタンドの屋根が内側に伸びている為、国歌斉唱やお客さんの歓声はかなり響いて聞こえます。また去年10月に訪れた時には、ワールドカップの会場ともなるスタジアム「スタジアム・ド・トゥールーズ」の周りに「TERRE DE RUGBY=ラグビーの大地」という旗も出ていて、街としてラグビーに対して誇りを持っていることが感じられました。

このスタジアム・ド・トゥールーズでは、日本は予選プールの4試合のうち、2試合行います。「ラグビーの大地」トゥールーズで日本代表がどう躍動するのか注目です。
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