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ヤクルト一筋19年 宮本選手が引退会見

2013年8月26日 18:30
ヤクルト一筋19年 宮本選手が引退会見

 これまでプロ野球界を支えてきたベテラン、「東京ヤクルトスワローズ」の宮本慎也選手(42)が今シーズン限りでの引退を表明。26日、会見でその心境を語った。

 宮本選手「引退を決意しました。ちょっとスッキリしてます」

 1994年、ヤクルトに入団した宮本選手。職人技のプレーが持ち味で、守備の名手に贈られるゴールデングラブ賞を、ショートとサードで計10回受賞した。また、オリンピックとWBCの日本代表として、世界の大舞台でも活躍。持ち前のリーダーシップを発揮し、チームのまとめ役も担った。

 プロ18年目の去年5月には、節目となる2000安打を達成。さらに去年9月にはチームプレーの証である400個目の送りバントを決め、プロ野球史上初の2000安打と400犠打の両方を達成した。

 今シーズンは選手兼コーチとして、後輩の指導に当たっているベテランは、チームの垣根を越え、「読売ジャイアンツ」の坂本勇人選手を指導したこともあった。

 坂本選手「教えてもらう一つ一つが僕にとって初めて聞く事ばかりで一言一言すごく心に残ってます。もうプレーが今年いっぱいで見られなくなるのは残念」

 野球に真摯(しんし)に取り組みヤクルト一筋19年、宮本選手は現役から退く決意をした。

 宮本選手「レギュラーで出られないというのは、引く時かなと感じました。僕自身はよくやったなと思っています。好きで始めた野球ですけれども、プロになった瞬間に仕事に変わったので、仕事として真剣にずっと向き合って19年間やってこられたところが誇れる所かな」

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