プロ野球・巨人からドラフト1位指名された中央大学の西舘勇陽投手が20日、母校の花巻東高校を訪れ、監督らに仮契約の報告をしました。

高校では2年時に春のセンバツ大会に、2年時と3年時に夏の甲子園大会に出場。母校での思い出を聞かれると「岩手県大会や甲子園に出場したときに、地域の方々の応援がすごかった」ことを挙げたほか、「3年間の厳しい指導を思い出した」と振り返りました。

高校時代からプロ注目の選手だった西舘投手ですが、3年次にはプロ志望届を出さず大学へ進学。“4年後ドラフト1位でのプロ入り”を誓い、今回夢を叶えたことについて「高校の時は結果で返すことができず、悔しい気持ちを持ちながらの大学4年間を生活したが、一ついい報告ができたのは嬉しい」と話し、「大学4年間の結果は、花巻東での3年間があってこそと思っているので感謝すべきと思っているし、ここで成長できたと思っている」と高校生活での感謝を改めて伝えました。

野球部の佐々木洋監督からは「プロでの活躍に期待している」と激励を受けた西舘投手。「1軍で早く投げている姿をお見せできればなと思っている。そこだけで終わる選手にならないようにこれからも頑張ります」と故郷に錦を飾ることを誓いました。