プロ野球・阪神の新監督に就任した金本知憲さん（４７）が１９日午後、大阪府内で記者会見を行った。阪神の再建を託された金本新監督は、次のように抱負を述べた。

　「不安と希望がかなり入り交じっています。しかし今は、希望といいますか、やってやろうという強い気持ちがあります。何とかこのチームを強くしたい。本当に今はそれしか思っていないです」

　「どういう結果になるか、自分に何ができるか、本当に変えることができるのか、正直わかりません。けれど（チームを）建て直すために、勝つために、僕が全力を尽くすこと、ここだけは本当に頑張りますので温かく見守っていただきたいです」

　金本さんは大学卒業後、１９９２年から広島でプレー。２００３年に移籍した阪神では、主砲としてチームを２度のリーグ優勝に導いた。２０１２年のシーズンを最後に、４４歳で現役を引退するまで多くのファンから“アニキ”と呼ばれ、愛された。