プロ野球・楽天から海外フリーエージェント権を行使し、MLB・パドレスに移籍した松井裕樹投手が日本時間10日、オンラインで会見に臨み、移籍決断の背景には現在パドレスに所属するダルビッシュ有投手の存在があったことを明かしました。

松井投手は、去年3月に行われたWBCで、ダルビッシュ投手とともに世界一を経験。来季から同僚となる先輩から、「素晴らしい街で、気候も安定していて、サンディエゴは素晴らしい」と本拠地について紹介されたと言います。

「多くの熱いパドレスファンの方が球場をうめてくれるので、プレーヤーとしてモチベーションが高い、素晴らしい球場でプレーできるよ」と助言を受けたことを明かしました。

さらに会見では、ダルビッシュ投手の言葉の中で最も響いた言葉を聞かれ、「野球をやっているときは野球に集中するんですけど、野球も含めて人生の一部。野球がうまくいかないからといって、マイナスに持っていくのではなくて、ダメなときはおいしいものを食べて、1回楽しいことをして、また頑張ろうよ」とWBCの時にかけられた言葉を引き出し、ダルビッシュ選手のオンとオフをはっきりと区別するメンタリティーに感銘を受けたことを明かしました。

またパドレスに決めた際には、ダルビッシュ投手から「一緒にできることになってうれしい」と連絡を受け、松井投手も「すごくうれしく思います」と返信。

来季からともに戦う2人の日本人選手の活躍に期待がかかります。