北京五輪あす選手団出発 羽生選手の相棒のプーさんは一緒に行けるのか?
北京五輪に向け29日に選手団の結団式が行われ、30日に中国へ出発します。最も注目される選手の一人、フィギュアスケートの羽生結弦選手。いつも一緒にいる相棒のくまのプーさんは、以前中国で規制の対象になっていました。果たして今大会に同行できるのか?
■羽生選手が五輪で挑む4回転アクセル相棒のプーさんはどこで見守る?
北京五輪で3連覇に挑む羽生選手。そのカギのひとつが、これまで成功例のない超大技“4A”(4回転アクセル)です。以前、羽生選手は「4回転アクセル挑戦の延長線上に北京オリンピックはある」「4回転アクセルは使命」だと語っています。
その羽生選手、いつも一緒に試合に挑んできた相棒がいます。“くまのプーさん”です。
羽生選手によると、ジュニア時代からプーさんのティッシュカバーを愛用し、これまで数多くの大会を共に闘ってきました。
しかし、金メダルをとった2014年のソチ五輪、2018年の平昌五輪の舞台にプーさんの姿はありませんでした。いったい、なぜなのでしょうか?
■実は、前回の平昌五輪プーさんは一緒だった。
4年前、プーさんが持ち込めなかった理由について羽生選手は、「スポンサー的な問題があって、黄色いクマを持ってくることができませんでした」と話しています。
五輪の規定では、スポンサーシップ契約を結ばない特定のキャラクター商品を競技場内に持ち込むことができないといいます。
このとき、プーさんは平昌のホテルでお留守番。羽生選手によりますと、プーさんの頭をつかんで「行ってくるよ」という仕草のおまじないをして試合に挑んだといいます。
ちなみに、その代わりに持って行ったのは“ケーキの形をしたティッシュカバー”でした。しかし、そのティッシュカバーの中に入れたティッシュ箱はプーさんのもの。実はずっと一緒だったのです。
SNS上では、ファンの間でケーキの中身はプーさんではないか? と話題になっていました。
■相棒のプーさんは規制? 北京に連れて行ける?
一方で、今大会“ある心配ごと”が。それは、プーさんの規制。2018年、中国では、SNS上で、くまのプーさんが習近平国家主席に似ていると話題になり、その後、中国当局が規制の対象にした経緯があります。
果たして、相棒のプーさんを連れて行くことはできるのでしょうか? 30日に北京に向けて出発する日本選手団。あの“くまのプーさん”の動向も注目されます。
羽生選手が出場するフィギュアスケート男子ショートプログラムは、2月8日に行われます。