◇ラグビー日本代表キャプテンズラン(28日、大阪・花園ラグビー場)

9月にフランスで開催されるワールドカップを控えるラグビー日本代表が、翌日に行われるテストマッチ・トンガ代表戦に向けた練習を公開しました。

気温30度を超える猛暑の中、主将を務める流大選手を先頭に10時半頃にグラウンドに姿を現した選手たち。同じく共同主将の姫野和樹選手の声掛けから行われた練習では、短い距離のダッシュやパスゲームなど軽めの調整を行いました。

中でも注目は先週のサモア代表戦で初キャップを獲得し、今試合で代表初スタメンを果たすセンターの長田智希選手。長田選手はワールドカップイヤーの今年、代表に初招集されると、ここまで国内で行われた実戦3試合すべてに出場し、存在感を高めています。

「試合に向けていい準備ができている」と話す長田選手は「トンガはフィジカルの部分で日本にプレッシャーをかけてくる。センターはぶつかる局面で大事なポジションだと思うので、しっかり自分の役割を果たしていきたい」と力強くコメント。

さらに、東海大仰星高(大阪)出身の長田選手は高校時代、花園で全国制覇を経験。花園ラグビー場で試合を行うことに関して「高校時代を考えれば僕にとって特別な場所の1つ。ただこの試合には関係ない」とテストマッチにフォーカスしている様子。

7月1週目から始まった国内5連戦も残すところあと2試合。ここまで3戦全敗と結果を残せていない日本代表ですが、ケガによる影響で離脱していたベン・ガンター選手やテビタ・タタフ選手が今試合から復帰。役者も揃いつつある日本代表は、明日のトンガ戦で今年初の勝利を目指します。