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【赤星解説】村上宗隆の三冠王「可能性90%」 打率キープのポイントは“四球”

2022年9月12日 18:24
【赤星解説】村上宗隆の三冠王「可能性90%」 打率キープのポイントは“四球”
ヤクルト・村上宗隆選手(左)、赤星憲広さん(右)
令和初の三冠王に向け、打撃三部門でトップをひた走るヤクルト・村上宗隆選手。

本塁打は53本、2位の巨人・丸佳浩選手とは27本差、打点も128で2位の阪神・大山悠輔選手とは47点差と圧倒的な数字を残しています。

そこで、三冠王への鍵となりそうなのが打率。現在、村上選手の打率は3割3分5厘ですが2位の中日・大島洋平選手も3割2分1厘と高打率。最後まで接戦となることが予想されます。

野球解説者の赤星憲広さんは、11日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』で村上選手の三冠王獲得の可能性について言及しました。

まず、三冠王獲得の確率については「90%くらいかなと思っています」とコメントした赤星さん。そして、打率をキープするためのポイントは“フォアボール”だと解説しました。

「この日の試合、第3打席までノーヒットだったんですが第4打席にフォアボールがありました。こういう1個のフォアボールがすごく大きいんです。村上選手はフォアボールの数がすごく多いですから、そこまで打率を落とすことがないと思います」

赤星さんは、この日の試合の第4打席でフォアボールを選んだ村上選手を称賛。「第3打席までヒットが出ないと、強引に打ちにいきたくなってもおかしくないところです。けど強引にいくと凡打になって打率を落とす可能性が高い。タイミングが合わなくてヒットが打てそうにない投手もいると思いますけど、打率を落とさないためには、そういうときにしっかりフォアボールが取れることが重要です」

現在、村上選手のフォアボールの数は104と2位に29個差で断トツ。今後、この数字が増えていくと三冠王も近づいてくるかもしれません。

<セ・リーグ主要打撃成績>

◇打率
① .355 村上宗隆(ヤクルト)
② .321 大島洋平(中日)
③ .311 佐野恵太(DeNA)

◇本塁打
①53本 村上宗隆(ヤクルト)
②26本 丸佳浩(巨人)
③25本 岡本和真(巨人)

◇打点
①128 村上宗隆(ヤクルト)
② 81 大山悠輔(阪神)
③ 78 牧秀悟(DeNA)

◇四球
①104 村上宗隆(ヤクルト)
② 75 丸佳浩(巨人)
③ 56 山田哲人(ヤクルト)