◇プロ野球オープン戦・楽天5-0ヤクルト(8日、静岡)

昨シーズン、防御率3.01で4勝9敗と期待に応えられなかった楽天・田中将大投手がオープン戦に初登板しました。

田中投手は1、2回と日本一に輝いたヤクルト打線を3人で抑える上々の立ち上がりを見せます。

しかし3回、先頭打者の西浦直亨選手に味方のエラーで出塁を許します。さらに、盗塁を許し無死2塁のピンチ。

それでも、ここから田中投手はギアを上げます。スプリットとコーナーをつくストレートで2者連続三振を奪います。

その後、再び味方のエラーで2死1・3塁とピンチが広がりますが、ドラフト2位ルーキーの丸山和郁選手を内野ゴロに打ち取り無失点でこの回を乗り切りました。

この日のストレートは最速144キロだったものの、スプリットやスライダー、ツーシームなど、すべての球種で高さを間違わず、見事なコントロールを見せた田中投手。4回53球、無安打無失点とテンポ良く抑え、開幕へ向け順調な仕上がりを見せました。

この投球に関して、SNSでは「15勝しそうな位の仕上がり」や「4回無安打無失点さすがでした！」といったコメントが見られました。