女子テニス選手 コーチから性的暴行を受けたと訴え 事後にパニック発作など
女子テニスのカイリー・マッケンジー選手(23)が元コーチであるアニバル・アランダ氏に性的暴行などを受けたと会見で話し、法的手段に訴えるとしました。
アランダ氏はアメリカのテニス協会のコーチをつとめていました。
マッケンジー選手の弁護士によると、テニス協会はアランダ氏をマッケンジー選手の担当にする際に、アランダ氏のほかの女性などへの性的暴行の過去を知っていたと主張しています。
マッケンジー選手は2015年頃、NYのナイトクラブで、アランダ氏から胸をわしづかみにされ、服の上から局部を触られたとしています。
「マッケンジー選手に初めてセクハラ行為をしてからは、アランダ氏は彼女に襲いかかり、最もプライベートな部分をさわり始めた。マッケンジー選手はなんとか逃げだしました」と弁護士は続けました。
マッケンジー選手は会見で、性的暴行を受けた後、パニック発作を起こすようになり、不安とうつの症状が出るようになったといいます。
アメリカのNYタイムズなどによると、アランダ氏はこの訴えに対し、全面的に否定していて、テニス協会がマッケンジー選手のサポートをしなくなったため、作り話をしていると主張しています。
テニス協会はコーチなど従業員を雇う場合、協会ではしっかりとした身元照会を行っているとしていて、「マッケンジー選手が性的暴行を受けたと訴えてきたときには選手を守るよう素早く対応した」と声明を発表しています。