【高校野球】ベスト8が決定!智辯和歌山は“創部3年”エナジックスポーツ撃破 聖光学院はエースが144球熱投 浦和実業は初出場組唯一の生き残り<センバツ8日目>

第97回選抜高校野球 智辯和歌山、聖光学院、浦和実業が8強入り
◇第97回選抜高校野球8日目(25日、甲子園球場)
春のセンバツ高校野球の8日目。2回戦最後の3試合が行われました。
第1試合は2021年夏の甲子園を制した智辯和歌山と、創部わずか3年で初出場を果たした沖縄・エナジックスポーツが対戦。智辯和歌山が2回までに3得点を奪えば、エナジックスポーツは2回裏にノーアウト満塁のチャンスを作り福本琉依選手のセカンドゴロの間に1点を奪うなど、互いに譲らない展開となります。それでも主導権を握ったのは名門の智辯和歌山。4回に大谷魁亜選手のタイムリーヒットなどで4点を追加し一気に差を広げました。ノーサイン野球で注目を浴びたエナジックスポーツは9安打4得点と奮闘するも、智辯和歌山はそれを上回る13安打9得点。9対4と勝利をおさめ、31年ぶりのセンバツVへ向け残り3勝としました。
第2試合は東京・早稲田実業と福島・聖光学院の強豪校による一戦。早稲田実業は初回、先頭バッター・川上真選手がレフトへ2塁打を放つと、チャンスから犠牲フライで先制。さらに3回には山中晴翔選手、渡辺侑真選手のクリーンアップが連続タイムリーを見せて3点をリードします。それでも聖光学院が4回に反撃し、石沢琉聖選手の意表を突くセーフティースクイズなどで1点差に迫ると、エースの大嶋哲平投手が自らを援護する同点タイムリーで3点差を追いつきます。勝負の分かれ目は7回。聖光学院は1アウト2塁のチャンスでキャプテン竹内啓汰選手のタイムリーで逆転。さらに打線がつながりこの回3得点をあげました。投げては大嶋投手が144球の熱投を見せた聖光学院が7対4と白熱の展開を制し、12大会ぶりのベスト8入りを決めました。
最後の8強入りをかけた第3試合は、10大会ぶりの出場となった北海道・東海大札幌と、初めて春の甲子園の土を踏む埼玉・浦和実業の対決。2回に浦和実業が深谷知希選手のライト前タイムリーヒットで先制すると、その裏には東海大札幌が伊藤太一朗選手のタイムリーヒットで同点。続く3回に浦和実業が三島陽之介選手の一打などで2点を奪えば、東海大札幌も太田勝馬選手のレフト前ヒットで1点を追加と、打ち合いの展開となります。そんななかで試合が大きく動いたのは8回。浦和実業が先頭バッター佐々木悠里選手のスリーベースヒットでチャンスをたぐり寄せると、3回にタイムリーを放った三島選手がここでもスリーベースヒット。打者一巡の猛攻を見せた浦和実業がこの回5点を奪い勝負あり。両校10安打と打線が見せ場を作るも、得点圏を生かした浦和実業が8対2で勝利。初出場ながら強豪校そろう準々決勝へと駒を進めました。
準々決勝は翌26日に4試合を開催。前回王者の健大高崎、1931年大会以来94年ぶりの栄冠がかかる広島商など、優勝を知るチームは4校が残っています。
<8日目:2回戦結果>
智辯和歌山(和歌山) 9-4 エナジックスポーツ(沖縄)
聖光学院(福島) 7-4 早稲田実業(東京)
浦和実業(埼玉) 8-2 東海大札幌(北海道)
<9日目:準々決勝予定>
花巻東(岩手)-健大高崎(群馬)
横浜(神奈川)-西日本短大付(福岡)
広島商(広島)-智辯和歌山(和歌山)
聖光学院(福島)-浦和実業(埼玉)
春のセンバツ高校野球の8日目。2回戦最後の3試合が行われました。
第1試合は2021年夏の甲子園を制した智辯和歌山と、創部わずか3年で初出場を果たした沖縄・エナジックスポーツが対戦。智辯和歌山が2回までに3得点を奪えば、エナジックスポーツは2回裏にノーアウト満塁のチャンスを作り福本琉依選手のセカンドゴロの間に1点を奪うなど、互いに譲らない展開となります。それでも主導権を握ったのは名門の智辯和歌山。4回に大谷魁亜選手のタイムリーヒットなどで4点を追加し一気に差を広げました。ノーサイン野球で注目を浴びたエナジックスポーツは9安打4得点と奮闘するも、智辯和歌山はそれを上回る13安打9得点。9対4と勝利をおさめ、31年ぶりのセンバツVへ向け残り3勝としました。
第2試合は東京・早稲田実業と福島・聖光学院の強豪校による一戦。早稲田実業は初回、先頭バッター・川上真選手がレフトへ2塁打を放つと、チャンスから犠牲フライで先制。さらに3回には山中晴翔選手、渡辺侑真選手のクリーンアップが連続タイムリーを見せて3点をリードします。それでも聖光学院が4回に反撃し、石沢琉聖選手の意表を突くセーフティースクイズなどで1点差に迫ると、エースの大嶋哲平投手が自らを援護する同点タイムリーで3点差を追いつきます。勝負の分かれ目は7回。聖光学院は1アウト2塁のチャンスでキャプテン竹内啓汰選手のタイムリーで逆転。さらに打線がつながりこの回3得点をあげました。投げては大嶋投手が144球の熱投を見せた聖光学院が7対4と白熱の展開を制し、12大会ぶりのベスト8入りを決めました。
最後の8強入りをかけた第3試合は、10大会ぶりの出場となった北海道・東海大札幌と、初めて春の甲子園の土を踏む埼玉・浦和実業の対決。2回に浦和実業が深谷知希選手のライト前タイムリーヒットで先制すると、その裏には東海大札幌が伊藤太一朗選手のタイムリーヒットで同点。続く3回に浦和実業が三島陽之介選手の一打などで2点を奪えば、東海大札幌も太田勝馬選手のレフト前ヒットで1点を追加と、打ち合いの展開となります。そんななかで試合が大きく動いたのは8回。浦和実業が先頭バッター佐々木悠里選手のスリーベースヒットでチャンスをたぐり寄せると、3回にタイムリーを放った三島選手がここでもスリーベースヒット。打者一巡の猛攻を見せた浦和実業がこの回5点を奪い勝負あり。両校10安打と打線が見せ場を作るも、得点圏を生かした浦和実業が8対2で勝利。初出場ながら強豪校そろう準々決勝へと駒を進めました。
準々決勝は翌26日に4試合を開催。前回王者の健大高崎、1931年大会以来94年ぶりの栄冠がかかる広島商など、優勝を知るチームは4校が残っています。
<8日目:2回戦結果>
智辯和歌山(和歌山) 9-4 エナジックスポーツ(沖縄)
聖光学院(福島) 7-4 早稲田実業(東京)
浦和実業(埼玉) 8-2 東海大札幌(北海道)
<9日目:準々決勝予定>
花巻東(岩手)-健大高崎(群馬)
横浜(神奈川)-西日本短大付(福岡)
広島商(広島)-智辯和歌山(和歌山)
聖光学院(福島)-浦和実業(埼玉)
最終更新日:2025年3月25日 21:15