◇プロ野球パ・リーグ ロッテ6―1日本ハム(6日、ZOZOマリン)

侍ジャパンでも活躍したロッテ佐々木朗希投手が6日、今季初登板で勝利を手にしました。

佐々木投手はこの日最速164キロをマーク。ストレートで押す投球を見せると、2巡目以降フォーク、スライダーと変化球を使った投球スタイルに変更。5者連続を含む11個の三振を奪うなど圧倒的な投球を見せました。

試合後、バッテリーを組んだ松川虎生選手は「風が強く吹いていたが球は強かった。打者も前にあまり飛ばなかったので、ファウルになるところはどんどん攻めてまっすぐでいこうと話していた。いい形でストライク先行できたかなと思います」と振り返りました。

2巡目以降、三振数が増えたことについて「序盤でフォーク、ストレートを見せたところもあるが、2巡目になってからスライダーも使いだしたので、そこはがらっと変えたところかなと思います」と、同じ侍ジャパンメンバーのダルビッシュ有投手から教わった変化の大きいスライダーをまぜた投球スタイルに変えたことが要因だと話した松川選手。

「（去年までのスライダーと）全然違います。まっすぐの軌道で結構曲がるので。使っていけば幅が広がるなと思います」と佐々木投手の進化したスライダーを絶賛しました。

今シーズン新たな武器で、佐々木投手の目指す規定投球回達成、ファンが願う二桁勝利達成へ松川選手のリードにも期待がかかります。