【J1順位表】首位神戸は土壇場で名古屋に追いつかれる 鹿島3連勝 横浜FCが11戦目で勝利
J1第11節の8試合が3日に開催されました。首位神戸と3位名古屋の上位対決は引き分け。鹿島が3連勝、川崎が2連勝と順位を上げ、開幕10戦勝利のなかった横浜FCが初勝利を飾っています。
また浦和が6日にAFCチャンピオンズリーグ決勝アルヒラル(サウジアラビア)戦を控えているため、浦和-広島のカードは5月31日に行われます。
現在の順位の試合数は、浦和が2試合、広島が1試合、鳥栖が1試合少ない状況となっています。
◆鹿島1-0札幌(札幌ドーム)
リーグ戦2連勝と上り調子の鹿島は前半札幌のミスから得点を奪います。
札幌・中村桐耶選手の自陣ペナルティエリア内でパスミスを鈴木優磨選手が右足でダイレクトシュート。エースの4試合連続ゴールで先制点を奪いました。
この1点を最後まで守った鹿島は3試合連続完封勝利の3連勝。順位を8位に上げています。
◆川崎F1-0京都(サンガスタジアム by KYOCERA)
前節4試合ぶりの勝利を飾った川崎Fは0-0で迎えた後半終了間際、途中出場の2人、大島僚太選手と小林悠選手が勝利を呼びこみます。
大島選手浮き球でのピンポイントクロスに小林選手がファーサイドにヘディング。
見事なコンビプレーで決勝点を奪った川崎Fは2連勝。一方の京都は3試合勝利のない状況です。
◆C大阪2-1G大阪(パナソニックスタジアム吹田)
大阪ダービーで先制したのはC大阪。左サイドから右サイドへ展開すると、松田陸選手の速いクロスにレオ・セアラ選手がヘディングで先制ゴールを奪います。
後半G大阪のダワン選手に同点ゴールを許すも、C大阪は試合終了間際に加藤陸次樹選手。左サイド山中亮輔選手のクロスに頭で合わせて決勝ゴール。劇的な形で大阪ダービーを制しました
◆名古屋2-2神戸(豊田スタジアム)
3位名古屋のアウェーに乗り込んだ首位神戸。上位対決の主導権を前半から握ります。
左サイド汰木康也選手のクロスに大迫勇也選手が、巧みなポジション取りからヘディングでの先制ゴールを奪います。
後半にも大迫選手がチャンスメーク。うまく体を入れ替えると佐々木大樹選手へ絶妙のアシスト。リードを2点に広げます。
しかし、その後は名古屋の反撃を受ける神戸。キャスパー・ユンカー選手のゴールで1点差に迫られると試合終了間際にピンチ。
名古屋の藤井陽也選手にキックフェイントから豪快なミドルシュートを浴び失点。勝利寸前のところで痛い引き分けとなり、上位対決での勝ち点3を逃す結果となりました。
◆福岡1-0FC東京(ベスト電器スタジアム)
直近のリーグ戦3試合を2敗1分けと苦しんでいる福岡は0-0で迎えた後半にチャンス。
ペナルティーエリア内で佐藤凌我選手が粘ると、山岸祐也選手にラストパス。これを落ち着いてゴールに流し込み決勝ゴール。
福岡は4試合ぶりの勝利で5位に浮上。一方のFC東京は連勝が2でストップし9位となっています。
◆横浜FM3-1鳥栖(駅前不動産スタジアム)
横浜FMは1点を先制されますが、ヤン・マテウス選手が活躍。
鮮やかなパスワークから左足、右足と冷静にフィニッシュを決めて2ゴール。前半のうちに逆転に成功します。
後半にはスピードに乗った攻撃から、最後はエウベル選手がダメ押しの追加点。逆転勝利で5戦無敗の横浜FMは2位に浮上しました。
◆柏2-1湘南(レモンガススタジアム平塚)
開幕10試合で1勝と苦しむ柏は前半、縦パスに抜け出したマテウス・サヴィオ選手のゴールで先制。
その後、湘南にCKの混戦から杉岡大暉に同点ゴールを許しますが、後半ロングボールのカウンターからチャンス。
猛スピードで追いかけた細谷真大選手がフィジカルで湘南の大岩一貴選手との1対1に勝利。最後は落ち着いてシュートをゴールに流し込み決勝ゴール。柏が接戦を制し、リーグ戦2勝目を挙げました。
◆横浜FC1-0新潟(ニッパツ三ツ沢球技場)
開幕から10試合、J1唯一勝利がない横浜FC。
0-0で迎えた後半8分、右サイドからのクロスにユーリ・ララ選手が反応。ゴールに背を向けながらヘディングをたたき込み、J1初ゴールを挙げます。
終盤は新潟の猛攻を受ける横浜FC。後半アディショナルタイムの大ピンチにはGKスベンド・ブローダーセン選手がファインセーブで得点を許さず。
横浜FCは開幕11戦目にして今季初勝利を手にしました。