◇熊本マスターズジャパン2023(14日～19日、熊本県立総合体育館)

バドミントンの国際大会「熊本マスターズジャパン」が14日開幕し、元世界王者の桃田賢斗選手が本戦に勝ち進みました。

今大会は、世界バドミントン連盟の世界ツアーで、熊本県で初めての開催です。

初日から男子シングルスの予選が行われ、桃田選手ら世界のトップ選手の戦いが始まっています。

韓国での1週間にわたる世界ツアーを終えて、前日に帰国した桃田選手。予選1回戦はインドネシアの選手と対戦。序盤、初めてのコートに苦戦し1ゲーム目を9-11と相手選手リードで最初のインターバルを迎えます。しかし、その後はネット際の勝負や得意のヘアピンを駆使して、ビハインドから終盤主導権を握って、21-19と接戦をものにします。第2ゲームも9-11とビハインドでインターバルを迎えると、一進一退の攻防で先にゲームポイントとした相手に食らいつくと、ライン上ぎりぎりのスマッシュが冴えます。迎えたマッチポイントは相手のクロスがラインオーバーし、23-21で、なんとかストレート勝利しました。

続く予選2回戦はタイの選手に終始リードした展開で、21-13、21-8とトータル37分の戦いで本戦へ駒を進めました。

大会は、男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの5種目が行われ、19日に決勝を迎えます。現在世界ランキング41位(11月14日時点)の桃田選手は、韓国での世界ツアーに続く今季国際大会2勝目となるか注目されます。