×

“フィギュア界の未来” 鍵山&宇野「何年もこれから一緒に戦っていくので、どんどん仲良くなれたら」

2022年2月11日 20:57

フィギュアスケート男子シングルで銀メダルの鍵山優真選手と銅メダルの宇野昌磨選手が10日、日本テレビ『news zero』に生出演しました。

◇◇◇◇

――宇野選手は2大会連続のメダル、どうでしょうか?

◇宇野選手
「前大会の銀メダルよりも、4年間がこのメダルに詰まっているなという実感があります」

――鍵山選手は今大会初出場での銀メダル。どんな思いですか?

◇鍵山選手
「初めてだったので、とにかく楽しもうという思いで、この五輪を過ごしてきました。演技に関しては完璧ではなかったんですけど、100%の力を引き出して滑ることができたかなと思います」

――鍵山選手、ショートプログラム(SP)の時はこちらまで笑顔にしてくれるような楽しい演技でしたが、フリーの時は緊張されていましたか?

◇鍵山選手
「これで試合が終わってしまう。結果が決まってしまうと考えると、とても緊張してしまいました」

――宇野選手は緊張で硬くなったと試合後話していました。それでも攻め続けましたが、どういう思いでしたか?

◇宇野選手
「今回掲げている目標が、『練習は試合のために、試合は練習のために』という思いでやっているので、この試合という舞台を、ちゃんと練習につなげるために、精神状態がどれだけ不安定でもしっかり練習と同じように試合をする、それが練習につなげるために必要だと思ったので、今回できなかったことを一刻も早く練習につなげられたらと思います」


そして話題となったSP後の会見。鍵山選手の後ろでピースをする宇野選手。このことについて本人は…

――テレビカメラに映っていたこと、ご存じでしたか?

◇宇野選手
「そうですね、なんとなくそうなるかなとは思っていました(笑)」

――なぜこの行動に?

◇宇野選手
「何でですかね(笑)。ぼくは撮影なかったので。結構“人の邪魔をしたり、いたずらをするのが好き”なので、そんな感じでこうなったんだと思います」

――お二人は普段からこういう関係なんでしょうか?

◇鍵山選手
「いや、宇野選手のそういう姿は初めて見ました。自分は全く気づいていなかったので、今初めて知りました」

――鍵山選手は宇野選手を尊敬していると話していて、宇野選手はその尊敬が成長の原動力になったと話していましたが、お互いのすごいところを教えてもらえますか?

◇宇野選手
「(鍵山選手は)ジャンプの完成度が素晴らしく高いところ。あと18歳、6こ下なのに、スケートがほぼ完成されている。僕からすれば学ぶところしかないというのが、本当に素晴らしいところだと思います」

――かわいい後輩ですか?

◇宇野選手
「そうですね。僕はあまり先輩らしくないというか、他の選手と比べて先輩らしいことはできないのですが、さっきの映像でもあるように、僕は本来ああいう性格でもあるので。何年もこれから一緒に戦っていくことになると思うので、どんどん仲良くなれたらなと思っています」

――鍵山選手は宇野選手のどこがすごいと思われますか?

◇鍵山選手
「全部です。僕は宇野選手の表現力にひかれたので、そこを中心に、スピンだったりジャンプだったりすべてを尊敬しています」

――普段話しているときはどんな先輩ですか?

◇鍵山選手
「とても優しく接してくれているので、すごくいい先輩だなと思いますし、先輩感というより、すごくフレンドリーに話すことができているので楽しいです」

――鍵山選手、得点が出るときにお父さまが顔を“くしゃくしゃ”にして笑ったり、驚かれていましたけど、あんな表情を見られたことはありますか?

◇鍵山選手
「あまりないですね。練習ではとても冷静な方なので、試合でここまでの笑顔を見られることは滅多にないので、そこまで引き出せたのがよかったなと思います」

――リンクに入る前にお父さまと話していましたが、どんな話をされましたか?

◇鍵山選手
「五輪という舞台なので、悔いが残らないように自分のやりたい演技をしてこいというふうに声をかけてもらいました」

――羽生結弦選手の4回転アクセルへの挑戦はどのように見ていますか?

◇宇野選手
「羽生選手の4回転アクセルを機に、たくさんの人が今後4回転アクセルに挑戦していくと思います。そしてまだまだスケート人生が長い若手の選手がやるのではなく、五輪2連覇して素晴らしい結果を残している選手がまたチャレンジする姿というのは、僕ももう若手ではないですけど、挑戦し続ける理由になるなと思いました」

――どんな人になりたい、どんな人でありたいですか?

◇鍵山選手
「アスリートとしても人間としても、素晴らしいと言われるような人になりたいですし、これから注目されていくと思うので、『鍵山選手のようになりたい』と言ってもらえるような人になれるように頑張りたいです」

――もうすでにそういう声があるんじゃないですか?

◇鍵山選手
「まだ聞いたことはないです(笑)。これからもっと頑張りたいと思います」

◇宇野選手
「僕はアスリートらしい発言だったり、アスリートらしい生活を送っているわけではないですけど、『自分に正直に今後も生きていきたい』と、思っています」

――日本に帰ったら何かしたいことはありますか?

◇鍵山選手
「まずおいしい日本のご飯が食べたいのが一番です」