パリ五輪体操金メダリストの杉野正尭選手(徳洲会体操クラブ)が7日、自身のインスタグラムを更新。練習中に右アキレス腱断裂をしたことを発表しました。

昨年行われたパリ五輪に出場。男子団体では、得意のあん馬、鉄棒のでチームトップ(鉄棒はトップタイ)の得点を出し、8年ぶりの団体金メダルに貢献しました。

「ご報告」のタイトルで題し、競技の写真とともに投稿。「先日、ゆかの練習中に右アキレス腱断裂をしました。ゆかを蹴った瞬間にふくらはぎ辺りが揺れ、瞬時にアキレス腱が切れたと感じることができました」と報告しました。

また今現在は、手術も終わり状態も安定しているそうで、「ここまで、滞りなく迅速に対応してくださった湘南鎌倉総合病院の先生方や看護師、事務の方々には感謝しかありません。また、受傷時の早急な処置や事後対応をしてくださった、トレーナー、コーチ、スタッフ、さらには選手の方々にとても感謝しています。ありがとうございました」と感謝の言葉を記しました。

このけがにより、出場予定のアゼルバイジャンW杯と4、5月の代表選考会を辞退することを発表。「ここまで沢山の応援をしてくださった方、演技を楽しみにしてくださった方にはご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ございません。しかし、アキレス腱が切れたからといって、僕の目標は途絶えていません。最大の目標である、ロサンゼルスオリンピックの団体2連覇に向かって一歩ずつ進んでいきます。この怪我を乗り越えたからこそ見える景色を楽しみにしてこれからも精進して参ります。これからも変わらず温かい応援よろしくお願いします」と思いをつづりました。