◇プロ野球セ・リーグ 阪神―DeNA(13日、甲子園球場)

DeNAの石田健大投手が、阪神との首位攻防戦で投打に渡る活躍をみせています。

直近の試合では5日のヤクルト戦で5回4失点、6月28日の広島戦では5回5失点の石田投手。首位阪神との首位攻防戦で連敗して迎えた大事な3戦目に挑みます。

最大のピンチは0-0の4回。先頭の小野寺暖選手に4球目のカットボールを2ベースヒットを許しますが、4番大山悠輔選手を3球三振。続くミエセス選手を歩かせ1アウト1、2塁となりましたが、佐藤輝明選手は外角低めのカットボールで空振り三振。さらに坂本誠志郎選手のライナー性の打球はショートの京田陽太選手のジャンピングキャッチでピンチを切り抜けました。

すると5回の攻撃では1アウト2、3塁の先制のチャンスで打席に立った石田投手。阪神の先発・村上頌樹投手の甘く入ったストレートをセンター方向に打ち返し、自らを援護する2点タイムリーを放ちます。

そして5回のマウンドに上がった石田投手。2アウトからエラーでランナーを出しますが、中野拓夢選手を低めのチェンジアップで空振り三振。5回86球を投げて、3安打無失点5奪三振の好投をみせました。

4月18日に2勝目を挙げてから約3か月勝利から遠ざかる左腕は、阪神との首位攻防戦で投打に渡る活躍をみせました。