◇スキージャンプ小林陵侑　国内合同合宿公開(16日 長野・白馬ジャンプ競技場)

北京五輪の金メダリスト、スキージャンプの小林陵侑選手が2023-24シーズンに向け本格始動。この日は、白馬ジャンプ競技場で、同学年の中村直幹選手との合同練習を公開しました。

小林選手は今年、8年間所属した土屋ホームを退社し、プロに転向。独立したことをきっかけに、もともと個人で活動していた中村選手、高梨沙羅選手に声をかけ、今回の合同合宿が実現したといいます。中村選手は、「一緒にやったらおもしろくない？って軽い感じだった」と同学年3人で練習をすることになった経緯を明かしました。

高梨選手は不在となったこの日の練習。午前中は風が強く吹くなか、ノーマルヒルのジャンプ台で2本のジャンプ。「イメージ通りに動けている。この感覚を試しながらキープしていきたい」と手応えを語りました。

午後は、陸上でのフィジカルトレーニング。スラックラインやウエートトレーニング、ローラーのついた板を使った基礎トレーニングなどを行いました。

中村選手は、「僕はまだまだ彼(小林選手)に挑戦する立場。ジャンプの考え方だったりいろんなことを耳にすることが多いので、なるほどな、と思っている」と共に練習するメリットを実感したと言い、小林選手は、「いろんな選手と交流できたりして、学ぶこともたくさん。みんなでレベルアップしたい。みんなに刺激になれば」と期待を語りました。

この日、小林選手が着ていたトレーニングウエアは自ら生地から選んでデザインしたもの。ダボッとしたシルエットがこだわりで、「自分のテンションの上がるもので練習したい」と製作したと言います。

そんな小林選手のブームは、最近集め始めたというポケモンカード。「昔に戻った気分。超ワクワクするじゃないですか！」と、カードを手にしテンションが上がっていました。