北京五輪・男子スキージャンプノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑選手が25日、取材に応じました。

北京五輪では緊張をしたか聞かれると「優勝争いをしている時はすごく緊張したんですけど、基本的にはけっこうリラックスして楽しめた」と答え、強心臓ぶりを見せました。小林選手は緊張をほぐすために、いつも通りの生活を心がけていたそうです。

今後の短期的な目標と長期的な目標を聞かれると「(3月10日から始まる)フライング世界選手権もこの後ありますし、やっと飛べるのですごく楽しみにしています。長期的な目標で言うと、総合優勝を目指して頑張りたい」と話しました。

北京五輪後、ワールドカップのためフィンランドに向かった小林選手。「フィンランドではゆっくりできたんですけど、すごく暖かいところでゆっくりしたりとか自分ちでゆっくりしたりとか。あとゴルフもしたいですね」とコメントしました。

シーズンが終わったら自分へのご褒美として買いたいものを聞かれると「めっちゃカッコいいスポーツカーを買いたいかもしれないです。何年も前から乗りたいのは大体決まってて、けど買ってもなあっていう感じもあるので考えています」と驚きの回答。また、スニーカーやアートも好きだそうで、「買おうかな」と笑顔で語りました。

アートは「遠征長いと、ホテルでずっと暮らしてたりするんですけど、ちゃんと自分の家に帰りたいなって思える家で、自分がいて楽しい空間にしたい」という理由で集めているそうです。アート好きが高じて、油絵のキットを買った小林選手。まだ始められてはいないそうですが、「靴を描ければ面白いのかなって思います」と好きなスニーカーを描きたいとコメントしました。

北京五輪での金銀2枚のメダル獲得で一躍時の人となった小林選手。今後の活躍にも注目が集まります。