欠番となった日本代表『10番』 堂安律がW杯後に成長した献身的守備で猛アピールへ 28日にコロンビア戦
■ドリブルと強力な左足で、ドイツでも大人気
今季ドイツリーグでも4ゴールを挙げるなど活躍を見せる堂安律選手。ドイツ・フライブルクでも高い人気を誇り、サポーターは「技術も高いし最高のプレーヤーだよ」「切り替えもきくし、獣のように俊敏で素早い」とプレーを絶賛しています。
さらにカタールW杯にドイツ代表として出場した、フライブルクのギュンター選手も「切り込んでからの左足はすごく危険で、味方としてチームを豊かにしてくれた。W杯では、彼のゴールで敗退なんてひどいと思ったけどね笑」と堂安選手について語りました。
■日本代表の背番号『10』は現在欠番
そんな堂安選手はW杯後の2022年12月、日本代表の背番号への思いを、こう語っていました。
堂安「エースになりたい、リーダーになりたい思いはあるので、10番をつけたいし、日本国民の皆さんが『日本の10番といえば堂安』と言うくらい活躍したい」
日本代表の10番といえば、中村俊輔さんや香川真司選手など、名だたる名選手が背負ってきたエースナンバーです。
しかし、新生・森保ジャパンが発足した3月の2試合では、10番は欠番となっています。
これに森保一監督は「10番候補はたくさんいると思いますし、選手のプレーを見て、試合を通して決めていきたいです。チームを勝たせる攻撃のスイッチを入れてくれる選手や、現代サッカーでは守備守備とは言いたくないですが、攻守ともにできないといけないところは絶対だと思う」と、10番を担う条件について攻守両方へ貢献できる"ハードワーク"がポイントだと話しています。
■成長した"献身的な守備"で『10番』、そして世界へ
堂安選手の持ち味は、1対1での鋭いドリブルや、W杯でも放った強力なミドルシュートです。
その堂安選手がW杯後に大きく成長したプレーは『守備』。3月24日の日本代表対ウルグアイの試合では、前線からプレスをかけボール奪取に貢献。ドイツリーグでも体を張って相手からボールを奪うなど、献身的なプレーを見せました。
堂安選手は守備での貢献について「この1年、フライブルクに行ってから成長したところで、攻撃の選手ではありながらも(守備をすることは)ベースだと思うので、サボらずやっていきたいと思っています」と語っています。
背番号『10』。そして見据える先は2026年のW杯。
堂安「これほど代表への思いが強くなったことは過去にないですし、この3年間は、“W杯まで堂安がいたから日本が助かった”という試合を活躍してみせたい」
新生・森保ジャパンの初白星へ。日本代表対コロンビア代表の一戦は3月28日(火)、午後7時20分にキックオフを迎えます。