メジャー1年目、カブスの今永昇太投手が15日、アリゾナ州メサでキャンプ初日を迎えました。

ブルペンで31球を投げた今永選手は、変化球をまじえ31球。投げ終わると積極的にスタッフと話し込む姿がありました。

日本からアメリカへ拠点を移すことで問題が生じるのは、英語でのコミュニケーション。現在、業務的に専属の通訳がいない状況だという今永投手ですが「日本に外国人選手が来た時に、もし通訳なしで頑張ろうとしてたらそれはものすごく自分でトライしてる風に見えると思います。誰でも彼でも頼ってというのは自分としてはよくないかなと思うので、一人で頑張ってきてます」と話します。

練習中には、通訳なしでマーク・ライター投手やアドバート・アルゾレー投手などと笑顔で会話。「ほんとに気さくな選手がたくさんいますし、初めてなのでいろんな不安を理解してくれている。特にマーク・ライター投手は『困ったことがあったら僕がサポートするから。でもその代わりずっと俺は君に英語をしゃべるからね』って言ってもらって。僕もすごく味方ができたような気がしましたし、仲間ができたような気がしました。ものすごくうれしい出来事でした」とキャンプ初日を振り返りました。

また、最近使う英語については「you too(あなたもね」と回答。「Have a nice day , you tooみたいな。そういうリズムをポンと返すのに、ものすごくyou tooって使いやすいなと思いました」と話し、記者からの「Have a nice day」には即座に「You too」ですかさず返してみせます。

「僕ももう30歳なので、英語の単語自体はわかる方だと思う。これからもっともっと勉強していけたらと思います」と新たな環境にも前向きに意気込みました。