◇プロ野球オープン戦 広島 7ー2 巨人(23日、沖縄・那覇)

プロ野球・広島は23日、オープン戦の初戦となる巨人戦に挑み「7ー2」で勝利しました。

この日「2番・ショート」で出場した矢野雅哉選手は好守備を連続。ユニホームを土で汚しながらのダイビングキャッチだけではなく、目線でランナーをけん制しながらの送球など技ありのプレーで投手陣を助けました。

試合後、矢野選手はこの日の守備について「バッターのスイングとかも見ながら少し二遊間に寄ってたっていうのもあるんで、それがうまく当てはまった」と振り返り、「バッターの特徴とかも頭に入った状態で守ってるんで、それがいい守備につながってるんじゃないかな」と“守備職人”としてのこだわりを明かしました。

昨年は自身初のゴールデン・グラブ賞を受賞するなど、その守備力の高さが評価された矢野選手。しかし守備に満足はしていないようで「簡単なミスが多いんで、しっかりと気を抜かずに。ピッチャーが一生懸命投げてるんで、しっかり僕自身も応えながら」、「守備ももっともっと安定感を求めながらやっていきたい」と思いを語りました。

また、広島は今年の春季キャンプでバッティングを中心に取り組んできているとのこと。矢野選手もその成果について「僕自身もいい感覚で打席に入れてる」と手応えを明かしました。

自身の目標であり課題については「出塁率」と掲げた矢野選手。メンバーとして選出された3月の侍ジャパン強化試合・オランダ戦に向けては「シーズンが大事なので。まずは選ばれたことに感謝しながら、しっかり自分が成長できるように頑張りたい」とコメント。さらに「いい選手がたくさんいるんで、バッティング面も守備面もいろんな考えを聞けたら」と意欲を口にしました。