プロ野球・阪神タイガーズの春季キャンプに臨時コーチとして参加した赤星憲広さんが3日、昨年ドラフト1位の森下翔太選手に対する期待を明かしました。

森下選手の盗塁について、以前から期待しているという赤星さんは「1日見ただけで、これはいけるなっていうのがありました」と好印象。

どこに伸びしろがあるか聞かれ、「まず不器用ですよね」と率直に話すと、「すべてにおいて力が入ってしまっているので、力をいれてしまうと、余計なところに力が入って、スピードが生かせない」と森下選手の走りを分析。

それでも、指摘したことを「すぐにできる能力をもっている」と明かし、「(自分が)うまく言葉で伝えることによって、それが彼にとって、すこしでも彼の盗塁に対する意欲だったり、『自分いけるかもしれない』っていう、ちょっとでも覚えてくれてたらそれだけで十分かなって思っています」とコメントしました。

「今日アドバイスしたことを反復しながら、このキャンプの中で取り組んでいってくれれば、オープン戦くらいで(開花する)。オープン戦は監督もどんどん走らせるんじゃないかなって思いますので、そこで森下くんがいけるとなれば、シーズンになってからも盗塁サインが出ると思います。森下くんが3番に入ったときに、1,2,3番が走れるってなったら、より去年よりも相手からしたら脅威になるんじゃないかな。少なからず、森下くんは今年とは言わないですけど、近い将来そこそこ走れる選手になるんじゃないかなと思います」と将来の展望を明かしました。