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【中日】負けムードから一転 “つなぐ”野球で土壇場で逆転成功 細川成也の逆転タイムリーでヤクルトから今季初勝利もぎ取る

2024年4月17日 6:00
【中日】負けムードから一転 “つなぐ”野球で土壇場で逆転成功 細川成也の逆転タイムリーでヤクルトから今季初勝利もぎ取る
中日・細川成也選手
プロ野球セ・リーグ 中日3ー2ヤクルト(16日、バンテリンドーム)

14日の試合で連勝が「6」でストップした中日は16日、ヤクルトと対戦。7回に2点のリードを許しますが、終盤8回に負けムードを払拭する3点を奪い逆転勝利しました。

今季ヤクルトとは開幕3連戦で1分2敗。いまだ勝利を挙げておらず、中日としては相性が悪い相手です。

試合は5回まで中日の先発・小笠原慎之介投手とヤクルト・石川雅規投手の両先発による投手戦。小笠原投手は4回までパーフェクトピッチングを見せる抜群の立ち上がり。

試合が動いたのは7回。この回もマウンドに上がった小笠原投手はヤクルト・サンタナ選手、塩見泰隆選手に連続ヒットを許すなど1アウト2、3塁のピンチに。このピンチに打席には現役ドラフトで巨人から移籍した北村拓己選手。変化球を捉えられると打球はレフトへのタイムリーヒットに。北村選手の移籍後初打点を許し、先制点を献上します。さらにこの回、中村悠平選手のセーフティースクイズで小笠原投手は2点を失います。

しかしここから試合が劇的展開へ。

8回、ヤクルトの4番手・清水昇投手に対して、中日先頭は代打・大島洋平選手。ストライクゾーンぎりぎりのフォークを捉えると打球はライトのライン際へ。長打となり、一気に大島選手は2塁へと進みます。

このチャンスを生かしたい中日は続く三好大倫選手のショートゴロの間に3塁へとランナーを進めると、打席にはこの日2安打の田中幹也選手。3球目のフォークをバットの先で当てると、打球はセンターへ。1点を返すタイムリーとなります。

なおも1アウト1塁と同点のランナーがいる場面。ここで負傷した高橋周平選手に代わって出場した上林誠知選手が打席へ。5球目、フォークに泳がされながらも打球は再びライトのライン際へ。2ベースヒットとなり1アウト2、3塁と逆転のチャンスを迎えます。

このピンチにヤクルトもたまらず、清水投手を代え、木澤尚文投手を投入。バンテリンドームがどよめく中、2アウトとなりバッターボックスには細川成也選手が立ちます。

ここで思わぬ展開が起こります。木澤投手が投じた4球目がワンバウンドするとワイルドピッチに。3塁ランナーが生還し、同点に追いつきます。

さらに5球目、細川選手が木澤投手を攻略。二遊間を抜けるタイムリーヒットを放ち、ついに中日は逆転に成功。

逆転した中日は守護神・マルティネス投手をマウンドへ。きっちり三者凡退で締め、ヤクルトから今季初勝利を飾りました。

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