プロ野球・ロッテは22日、2019年から実施している野球における「かむこと」の重要性を伝える口腔(こうくう)健康セミナーをさいたま市内の寮にて実施。ロッテの新入団選手が参加しました。

このセミナーでは東京歯科大学・武田友孝客員教授が「『かむこと』が運動能力の向上やケガ防止への効果」について講義。講義後には実際に選手の「かむチカラ」を測定するといった内容で、20年には佐々木朗希投手もこのセミナーに参加していました。

今回、新入団選手が「かむチカラ」の測定に挑戦。平均1300～1400N(単位:ニュートン)とされる中、ドラフト1位の上田希由翔(きゅうと)選手は力強い表情で挑戦。

平均以上の数値に期待がかかりましたが、結果は1009ニュートンと大きく下回る結果に。また上田選手のほか、残りの新入団選手全員も平均を下回る意外な結果となりました。

この結果に上田選手は「全然低かった」と苦笑いも、「なかなか『かむぞ』と思ってかむことはなかったので自分が意識するところが増えたと思って気にしながら取り組んでいきたい」と前向きにコメント。

2月1日からは春季キャンプが始まる中、上田選手は「自分の目標も1軍に入らなきゃ達成できない目標を掲げているので、まずは1軍にくらいついていきたいし、少しでもチームに貢献できるようにいければと思います」と今後について意気込みを語りました。