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大栄翔が悲願の初優勝 埼玉出身力士で初

2021年1月24日 19:33
大栄翔が悲願の初優勝 埼玉出身力士で初

24日に千秋楽を迎えた大相撲・初場所。新型コロナウイルスの影響やケガなどで十両以上の力士が、戦後最多となる19人休場する、異例の場所となりました。

勝てば優勝が決まる前頭筆頭・大栄翔(27)は、前頭五枚目・隠岐の海(35)との一番に臨みました。「悔いのないように、おもいっきりいこう」と、大栄翔は立ち合いから得意の突き押し相撲で相手を圧倒、そのまま「突き出し」で勝利し、自己最高成績となる13勝2敗で初優勝を果たしました。埼玉出身力士として初の快挙とともに、追手風部屋から初の優勝力士が誕生しました。

2012年の初土俵から9年、初めて賜杯を手にした大栄翔は「あんなに重いものだと思っていなかったので、ちょっとびっくりしたが、本当にうれしい」と、喜びをかみしめました。

また、「(今場所は)本当に自信になる相撲がたくさんあったので、これからもそういう相撲を取っていきたい」と、来場所に向けても気持ちを新たにしました。

初場所で快進撃をみせた大栄翔は、殊勲賞、技能賞も獲得しました。