ロシアサッカー代表主将「戦争は恐ろしい」自身への批判展開するウクライナ選手には「人間の関係は続いていく。巻き戻しはできない」
サッカーロシア代表のキャプテンを務めるアルテム・ジューバ選手が3日、インスタグラムでロシアのウクライナへの軍事侵攻についての思いをつづりました。
ジューバ選手はウクライナのビタリー・マイレンコ選手やアンドリー・ヤルモレンコ選手らから、この侵攻についての意見を発信していないことを公に批判されていました。
ジューバ選手は「戦争は恐ろしい。こうした状況下ではその人の持つ真の姿が引き出される」と戦争の恐ろしさを語りつつも、「私はロシア人であることを恥じていない。誇りに思っています」などと述べました。
また、自身への批判を展開したウクライナの選手などに向けては「戦争は終わる。でも人間の関係は続いていく。巻き戻しはできないんだ。覚えておいて欲しい」としています。
▽ジューバ選手のインスタグラムより
ここまでウクライナで行われていることについて語ってこなかった。話したくなかったわけではないし、怖かったからでもない。政治の専門家ではないからです。興味がなかったし、これからも興味を持つことはない(いまネットで出没している、あやしい専門家のようにはならない)。
でも、皆さんと同じように私にも自分の意見はあります。いろんなところから引きずり出された形になっているので、ここにつづります。
戦争は恐ろしい。でも、私はいま毎日のように繰り出される人間が持つ攻撃性と憎しみにショックを受けています。
私は国を元に差別をすることに反対です。私はロシア人であることを恥じていない。誇りに思っています。そして、なぜアスリートが苦しまなければならないのか理解できない。
ダブルスタンダード(二重の基準)にも反対です。なぜ一方がすべてを受け入れられて、私たちは全てを諦めなければいけないのか。なぜ「スポーツと政治は一緒にするな」と叫びながら、ロシアのことになると、その叫びを忘れるのか。
もう一度いいます。戦争は恐ろしい。
こうした状況下では、その人の持つ真の姿が引き出される。その姿は時にはよくないこともある。ロシアの人にどれだけの怒り、泥、不満が投げつけられているのか。ヘイトのメッセージを送ってくる人たちへ、順番に並んでろ。
ロシアから恩恵を受けている人たちから、こうした言葉を聞くのは本当におかしいと思う。それは負しか生まない。
戦争は終わる。でも人間の関係は続いていく。巻き戻しはできないんだ。覚えておいて欲しい。
追伸:イギリスの高級マンションで僕たちをののしっている選手たちへ
そんなことをしても俺たちは傷つかない。すべての人に平和と善を
#私は愛国者#スポーツから政治は排除を