テニス・ウクライナ選手に対戦拒否されたロシア選手が反応「戦争には反対」
女子テニスの世界ランク15位のエリナ・スビトリーナ選手が、モンテレイ・オープンでロシア出身の選手と対戦しないとSNSで表明した件で、対戦相手でもあるロシア出身のアナスタシア・ポタポワ選手は「テニスをしているときは、どこかの国と対戦しているわけではない」などと述べました。
スビトリーナ選手の対戦拒否表明から数時間後に、自身のSNSを更新したポタポワ選手は「戦争には反対。子どもたちは夢を持ち続けるべき」とロシアの軍事侵攻を非難する内容の投稿を行っています。
この投稿に「あなたの国の大統領に手紙を書いてほしい」や、「確かにこの立場に立たされるのは気の毒」といった声が寄せられています。
▽以下、ポタポワ選手のインスタグラムより
子どもの頃から試合、国、相手選手を選ばずテニスをすることを夢見てきました。政治に関わる人たちには、相手選手はどの国の人か、ではないことは分からないかもしれない。私は勝利のために、最高の試合をするために、最高の結果を得るために戦っている。
不幸なことに私たちプロアスリートは今の状況の人質となっている状態です。
テニスをすることは私たちが選んだもので夢です。毎日、練習に通い、よりうまくなるよう常に努力しています。私は政治に詳しいわけではない。でも、悲しみ、涙、戦争に反対です。
平和は世界を一つにします。この世界で、私たちは人間であるべきです。そして子どもたちは夢を持ち続けるべきです。