柳田エース決めた 14季ぶり優勝で涙
4日、船橋アリーナで行われたVリーグ男子ファイナル。レギュラーラウンドでは23連勝するなどで1位のサントリーと、3日に行われたファイナル3を突破したパナソニックが対戦。
第1セットの序盤。サントリーはロシアの巨人の異名を持つ、身長218センチのドミトリー・ムセルスキー選手(32)が、その高さを生かし、スパイク。さらにブロックを連発。日本代表3人・清水邦広選手(34)・深津英臣選手(30)・山内晶大選手(27)がスタメンに入ったパナソニックから第1セットを奪います。
サントリーが第2セットも奪い迎えた第3セット。パナソニックの白澤健児選手(36)がムセルスキー選手をブロックで止めれば、サントリーは日本代表のキャプテン、柳田将洋選手(28)がバックアタックを決める一進一退の展開。
迎えた18対18。ここでサーブには、柳田選手。試合後、この場面について「序盤は力んで、腕が振れていなかった。リラックスしていこうと思った」と、勝負所でノータッチエースを決めます。
そこから3連続ポイントを奪ったサントリー。パナソニックをストレート(3-0)で破り、14シーズンぶりの優勝を飾りました。試合後、柳田選手は涙を流し優勝を喜びました。
また、サントリーの塩田達也選手(31)は、この試合で現役を引退。5日からは教員として第2の人生をスタートさせます。