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なでしこジャパン 五輪決勝の舞台で大勝

2021年4月11日 17:16
なでしこジャパン 五輪決勝の舞台で大勝

◆国際親善試合 日本7ー0パナマ(11日・国立競技場)

サッカー女子のなでしこジャパンは11日、東京五輪の決勝の舞台、国立競技場でパナマ代表と対戦。8日に行われたパラグアイ戦で7対0と大勝したなでしこジャパンは、この試合でも大量得点で強さを見せました。

FIFAランキング10位につけるなでしこジャパンは、同59位のパナマ代表を相手に前半8分、菅澤優衣香選手(30)の2試合連続ゴールで先制すると、16分にはその菅澤選手からパスを受けた清水梨紗選手(24)が代表通算35試合目で初ゴールを決めました。

さらに32分には、今季からミラン(イタリア)でプレーする長谷川唯選手(24)が鮮やかなループシュートを決めると、42分にはその長谷川選手からパスを受けた菅澤選手がこの試合2点目を決めるなど、前半だけで5点を奪いました。

勢いを止めないなでしこジャパンは後半11分、味方のクロスに頭で合わせた菅澤選手がハットトリックを達成し6点目を奪いました。その後も途中出場の杉田妃和選手(24)が代表初ゴールを決めるなど7発大勝。東京五輪決勝の舞台で、本番へ弾みをつけました。

ハットトリックを達成した菅澤選手は試合後のインタビューで「どのゴールも良かったですけど、他にもチャンスがあったのでそこは修正していきたい。残り少ない期間ですけど、合宿だったり親善試合があると思うので、チーム力を高めていけたらいい」と貪欲な姿勢を見せました。

また、鮮やかなループシュートを決めた長谷川選手は「自分の得意な形というか、もっと他の場面でも出せていけたらもっと大量得点につながったのかなと思うので、もっと質のところは追求してやっていきたい。オリンピックまで試合数も少ない中で、まだまだ課題もたくさんありますけど、たくさん得点をとって勝てたことは良かった」と振り返りました。

さらに東京五輪決勝の舞台での一戦について高倉麻子監督は「素晴らしいスタジアムで応援に来ていただいた方の声援も聞こえましたし、ぜひここで決勝を迎えたいという強い気持ちになりました」と東京五輪本番へ意気込みを語りました。