坂本花織が自己ベストで3位 紀平は4位
15日、フィギュアスケートの世界国別対抗戦が丸善インテックアリーナ大阪で開幕しました。
滑走順序8番目で登場した坂本花織選手。演技直前に中野園子コーチに耳を引っ張ってもらい緊張がほぐれたといいます。
冒頭のダブルアクセルを成功させると、重点的に練習してきたという3回転ルッツも見事着氷。最後の3回転フリップ3回転トーループのコンビネーションジャンプも決め、自己ベストとなる77.78点をマークしました。
演技後は17日のフリーに向けて、「2年やってきた『マトリックス』なので最後にキレキレの『マトリックス』ができたらいいなと思います」と意気込みを語りました。
また、最終滑走の紀平梨花選手は、腰の痛みをかかえながら臨みます。
演技冒頭、トリプルアクセルで軸が後ろに傾き転倒。その後の演技は修正し、ジャンプを全て着氷。さらに片手側転など紀平選手の身体能力を生かした演技をみせ、笑顔もこぼれました。
演技後、紀平選手はケガをかかえながらもトリプルアクセルに挑んだことについて、「挑戦したからこそ学べた」と前向きにコメントしています。
女子ショートの首位は、3月の世界選手権を制したロシアの17歳、アンナ・シェルバコワ選手。国別の順位もロシアが首位、日本は3位につけています。
※世界国別対抗戦…世界6か国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目で争う。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ